バシャー。ゴポゴポゴポ……「OK、一度休憩入れる？」「もう一回いけるって言ってます！」「よし、レンズ換えるからちょっと待って！」ザッパーン。「あ、Ankeちゃんもう潜っちゃいました！」「え、ウソ！　分かった、このまま撮ろう！」

いきなりなんのことやら、という感じですね、すみません。実はこのやりとり、今回の表紙撮影時のもの。今回の表紙はダイビングプールを貸し切って、水中にて撮影したものなのです。モデルのAnkeちゃんは、この日のために自らプールに通って水中でのポーズ練習に励んでくれるなど非常に頑張り屋。ドレスを着たまま水中でポーズを作るのはとても大変だったと思いますが、文句も言わず、こちらがあまりムリしないでね！とか、休憩しよう、と言っても「まだ出来る！」「続けて出来るわ」と何度もポーズを決めてくれました。さながらマーメイド、もしくは天女のように、水中で踊ってくれた彼女には本当に感謝、感謝です。

今回、水中撮影が決まった時点から水泳経験豊富な子、水中で目を開けられる子、そしてできればバレエなどの経験があってしなやかな子という、おそらく他の雑誌からは要求されないような質問をモデルのオーディションで投げかけまくった我々の執念（？）が詰まった今回の写真。巻頭にももう１カットありますので、ぜひぜひじっくりご覧いただければ幸いです。