Tarzan Editors No. 649 定例より
From Editors 定例より
新定例『スポ具』で、日本伝統の技にノックアウト! の巻
本誌最後のページで、新定例「スポ具」が始まりました。イラストレーターの林田修一さんがスポーツ用品の専門店にお邪魔し、そこで出会ったモノやヒトを、イラストにしています。第2回は、東京神田にある弓道具専門店、<小山弓具>さんへ。創業234年という、老舗中の老舗です。
弓や矢、皮製の手袋など、弓道に使うさまざまな道具を見せていただく中、最も印象に残ったのが、普段目にすることのできない、作業場の風景。店の奥の暖簾をくぐると一段低いフロアがあり、そこで職人さんたちが製作やメンテナンスをしているのです。聞けばみなさん、もともと弓道をしており、好きすぎてこちらのお店に弟子入りし、技術を学んだのだそう。あぐらを組んで矢に蒸気をあてて整えたり、糊を付けたりと、黙々と作業されています。「か…かっこいい…」そのまっすぐな視線と細やかな指先の動きに目は釘づけでした。日本伝統の技術って、なんでこんなに魅力的に感じるのでしょう。そんな模様も、本誌でちょっぴり描かれています。
●担当:中学校で弓道部と空手部で迷って空手部に入ったことを少し後悔したミナト