Tarzan Editors No. 671 編集部だより
From Editors 編集部だより
飛べない編集はただのブタ? の巻
10年くらい前になるでしょうか、とあるTV番組を見てヤキモキとしていた記憶があります。それは芸人さんたちが高さ10mの飛び込み台の上から、真下のプールに飛び込むまでの時間を競うという企画。突然そんな場所に連れてこられた芸人さんは、ウジウジしてなかなか飛び込みません。その様子を見ながら、こちらはヤキモキ。仕事としてそこに立たされているのだから飛べないことはないだろう、ましてギブアップをする輩にはプライドがないのか。そう思っていたのであります。
さて昨年の11月、自分は芸人さんたちと似たような境遇にありました。場所はニュージーランドの南島、クィーンズタウン。今号でレポートしている国際マラソンの第1回大会が開催されるということで、その取材に来ていたのです。
で、このクィーンズタウン、実はバンジージャンプ発祥の地でもあります。せっかくなのでバンジーの取材もすることになり、気づくと自分は落差48mのバンジー台の上に。地元の人たちもジャパニーズの挑戦ということで、大きな声援を送ってくれます。が……、結果をご報告しますと、すごすごとギブアップして逃げ帰ってきました。かつての芸人さんゴメンナサイ。高いところ、本当に怖いですね。帰国後には編集長にこってり絞られ、2度と高所モノの企画には手を挙げないと心に誓ったのでありました。
●担当:高所恐怖症な ムラムラ