Tarzan Editors No. 687 定例より
From Editors 定例より
ロケは楽しい(けど、眠い) の巻
茨城県笠間の石切場。台東区上野の東京国立博物館。千葉県木更津のコンサートホール。神奈川県観音崎の横須賀美術館。千葉県富津の海辺の別荘……。これらはすべて、定例のファッションページ「スタイルターザン」のロケで訪れた場所です。
ファッションページの主役は、もちろん服。でもどんなシチュエーションで撮影するかが、服と同じくらい重要だったりします。テーマに合わせてロケ場所を決めますが、公共の場所を使わせてもらう時は、オープン時間に完全撤収のケースがほとんどで、東京国立博物館で撮影した日の集合時間はなんと朝の3時! 眠い眠いといいながらも撮影はサクサク進み、会社に戻るために乗った電車はぎゅうぎゅう詰め。仕事終わりが朝のラッシュ時間という稀有な経験をし、その日1日ひとり時差ぼけ状態でした。
今号の撮影場所は、青山にオープンしたばかりのハウススタジオ。天窓から降り注ぐ冬の光を効果的に使った写真となりました。服や小物のディテールだけでなく、写真全体の雰囲気も楽しんでいただけたら嬉しいです。
●担当:編集A