Tarzan From Editors 編集長かく語りき

Tarzan編集部の方は、全員、運動するのですよね？

多くの方に聞かれ、答えに窮する質問です。
「するのは、半分くらいですかね……」
と、正直に答えると、一様に意外な顔をされます……。
「マガジンハウスの社員スタッフは、人事異動でTarzanに来ますから……。
昨日まで、グルメ担当、ファッション担当というのがザラです」
誇張ナシの事実なのだが、この程度では、まず相手は納得しません……。
何せ目の前に、日焼けし、見るからに“運動過多”な小職がいるのだから。
「マガジンハウスが刊行する雑誌は、ファッション誌やカルチャー系ばかりです。
そのなかで、いわばTarzanは、○×美術大学の硬式野球部みたいな存在。
それに、Tarzanはトップアスリートを養成する媒体でもないですし……」
これで、半分くらいの方は納得してくれますが、その後の質問もほぼ決まっています。
それは、“じゃあ、オヌシは、なぜ運動しているのか？”、あるいは、
“部員の半分がちゃんと運動する理由は、いったい何か？”です。
「やらないより、やった方が、仕事が格段に前に進むからですよ（笑）」
そう、運動不足の気持ちも理解でき、かつ運動の価値を語れるとアピールするのです。
「例えば、ランニングシューズを履いて走って語れて、
構造や素材を体感的に表現できれば、それが一番の強みになりますからね。
それに、カラダを動かす人たちの楽しそうな笑顔に、全く影響を受けない方が難しい」
これで、８0％以上は“な～るほど”と合点がいくよう……。
でも、なかには、さらに突っ込んでくる方々もおられます……。
そんな時は、決まってこう切り返すコトにしています。
「あなたも、相当に運動されていますね！　普段は、……ですか？」
満面の笑みが返ってくる、瞬間です（笑）。