編集長の秘かな憂鬱……。 Tarzan 編集長かく語りき No.720
Tarzan From Editors 編集長かく語りき
編集長の秘かな憂鬱……。
この特集、一番必要なのは、ワタシかも……。
編集部で「怒り」特集の打ち合わせをしていて、つくづく実感しました。
毎日のように若いスタッフを叱咤し、社内では他部署との調整で厳しい言説を飛び交わし、社外との様々な神経を使うやり取りの責任者の役目を務め、週末のレースではアンフェアな誰かのプレーにいちいち腹を立て……。
編集長10年目、この生活に慣れたと言えば慣れましたが、「怒り」を含めた緊張感は、雑誌作りに真摯に向き合う姿勢でもあるので、惰性に流されるワケには絶対にいきません……。
でも、毎日、カッカしている自分には、秘かに憂鬱にも感じていました……。
「怒り」と上手に付き合うことは、仕事の質を高めたり、コミニュケーションを円滑にするためにも必要不可欠なのだと、この特集を通じて痛感した次第です(レースでは、さらに重要かも:笑)。
先日、弊社『BRUTUS』編集長の西田と話をした際、彼がこの特集を楽しみだと話していたのは、なるほど私と同じ理由なのかと……。
●『ターザン』編集長 大田原 透