「まったく新しい坐禅のページ」 Tarzan Editors No. 774 最新号より part 2
From Editors 最新号より part 2
「まったく新しい坐禅のページ」
もう時効だと思うので書きますが、『ターザン』の編集長を10年も務めた自称ヒゲロンゲ(本名・大田原透)が先月退職し、某日ささやかに内輪の送別会が催されました。その前の編集長だった自称キング・ジョー(本名・金城昌芳)も参加して、当日は徹夜の同窓会といった様相に。
そんなことになりそうだから翌日は入稿しめきりだけど超回復できないかもと悟った編集部員サカタは、飲んで騒ぐのを控えるのではなく、しめきりの前にページを仕上げるという暴挙(?)に出ました。疲れた脳を超回復する坐禅の手ほどきが、その力作です。
ダブルダッチの世界最高峰の大会でみごと3連覇をなしとげた「REGSTYLE」の紅一点、佐々木唯さんに坐禅を初めて体験してもらいました。セパレートのウェアを着た唯さんと、法衣を身につけた僧侶・藤田一照さんの2ショットは、なかなか対照的……坐禅の前後におふたりでダブルダッチとスラックラインを体験する場面などもあって、スポーツと禅が渾然一体となり化学反応を起こす記事になっています。『ターザン』ならではの切り口です。
精神集中や精神統一だけを追い求めても骨折り損のくたびれ儲けになりやすい。メンタルを調える前にフィジカルを調えるべし! ということで今回、坐禅に上手に入るためのフィジカルの調整メソッドが全体の4分の3を占めています。初めての試みなので原稿を書いていて脳が喜びました。『ターザン』を支えてきたヒゲロンゲやキング・ジョーがいなくなっても、常に新しいテーマに挑戦したいものだと思いながら仕上げたページです。ぜひご覧ください。
● 担当:S