「見たいモノ、見えなくていいモノ。」 Tarzan Editors No. 780 最新号より part 1
From Editors 最新号より part 1
見たいモノ、見えなくていいモノ。
今回の特集では、凝り固まった肩と腰、固くなっている筋肉を見つけてほぐし、その拮抗筋を鍛えるという二段構えでコリに立ち向かいます。
その筋肉の形や位置をイラストで説明するのに、いつもお世話になるのがトキア企画さん。モデルの実写をお渡しし、その動きに合うようにインナー&アウター筋肉や骨格を描いてくれます。ターザン読者にはおなじみですよね。
今回、誌面での筋肉の説明を考えているうちに、骨盤周りのイラストも必要になり、お願いすることに。「えーと、腰椎のカーブを見せたいんですけど、その角度だと仙骨が見えにくくなるのでどうしようかな…」としどろもどろで既存のイラストを使ってメールでお願いをしたところ、数分後、トキアさんからのメール。「こうですか?」「それともこっち?」という腰周りの参考画像が数パターン届きました。すごい。横から見た骨盤、斜め上からの骨盤、斜め下からの骨盤…。めでたく、腰椎のカーブも 仙骨も見える角度が決まりました。骨盤を披露してくれた骸骨さんの参考画像は、どこかの解剖アプリから作成したものとか。後日、タブレット上でくるくる回る骸骨さんも見せてもらいました。ほんと、私たちは最新の技術に助けてもらってます。
ちなみにトキア企画のAさんは、電車で前に座っている人のインナーマッスルも透視するクセがついてしまったと、嘆いていました。またあるとき、美女の顔を眺めていて「おや? アゴのここにあるはずのない骨が……?」と、気づかなくてもよいことに気づいてしまうことも。専門能力があると、いろいろなものが見えるんですね。
● 担当:M