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「時代のうねりの中で探し求めた正解」 Tarzan Editors No. 791 最新号より part 1

From Editors 最新号より part 1

「時代のうねりの中で探し求めた正解」

2016年、17年、18年、19年……毎年この時期に結果発表がある読者変身企画「脱げるカラダになる!」コンテストですが、2月に始まった新型コロナウイルス感染拡大を受けて今年は残念ながら見送りになりました。外出自粛の要請が出されて3月ごろから臨時休業するジムが増えていき、4月に緊急事態宣言が出ると5月まで2か月近くジムでのトレーニングがほぼ不可能になりました。今月から始まるはずだった東京2020オリンピック・パラリンピックも結局この先どうなるのか、わからなくなって行きました。

来年オリンピックはあるのか。来年「脱げるカラダになる!」コンテストはあるのか。確かなことが何もわからない状況でモチベーションを保ち、環境に適応しながら努力を継続するにはどうすればいいか。何ができるか。時代のうねりの中でヒントだけでも掴もうと主にリモートで取材したのが今回の「脱げるカラダを諦めない!」特集です。

巻頭で10人のトレーナーさんにどんな工夫をしているか、ステイホームしながらカラダを鍛える読者にどんなアドバイスがあるか尋ねました。坂詰真二さん、中野ジェームズ修一さん、齊藤邦秀さん、清水忍さん、河村玲子さん、白戸拓也さん、菅原順二さん、井上ジュニアさん、岡田隆さん、澤木一貴さん。通りいっぺんにならないように質問内容をすべて変えてお送りし、記述式の回答、電話取材、オンライン取材、対面取材といろいろな方法でコメントを得て誌面にまとめました。オリンピックで勝ちたい方、コンテストで結果を出したい方、健康管理を適切にしたい方……すべての方に役立つ知恵の宝庫になりました。

つづくページでは「脱げるカラダになる!」コンテストの過去の受賞者10人にリモート取材を行い、その後の変化や緊急事態宣言の下のカラダづくり、これからの目標などを根掘り葉掘り聞きました。こちらは主にライターさんに取材してもらったのですが、オンライン取材のときは自分も画面に顔を出して「こんにちは編集担当のサカタです」などと挨拶して、読者の方とライターさんのやりとりを自宅のPCで眺めるのが新鮮でした。正直とても楽しかったです。誌面でその感じが伝わりますように!

30年以上ジムに通い続ける通称「Mr.トレーニング」(ベテランのスタッフ)が、いかなる災害時も週2は訪れたジムをとうとう閉め出され、どんな暮らしをしてるか心配になって連絡を取り、編集部も閉まってるし店も開いてないのでやむをえず公園で密会してベンチに横並びで座って打ち合わせを敢行。トレーニング用のベンチを通販で買って自宅トレに戸惑う日々を手記にしてもらいました。年間300回ジムで鍛える「西のMr.トレーニング」こと桑原弘樹さん(コンディショニング・スペシャリスト)はジムが閉鎖されて3日ぐらい頭が真っ白になったそうです。心配になってオンライン取材した結果わかりました。オンライン取材満載のこの号、ぜひお楽しみください。勇気が湧いてくると思いますよ。

 
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公園の遊具も使用禁止になって学校が休みの小中高生の行き場がない中、行き場のない大人がベンチで仕事の話をする姿は怪しかったかも?


● 担当・サカタだよ
ターザン No. 791

脱げるカラダを諦めない!

650円 — 2020.07.09
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ターザン No. 791 —『脱げるカラダを諦めない!』

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