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「人生の勝ち組になるには、お金だけでなく筋肉も貯めないとダメでした。」 Tarzan Editors No. 799 最新号より part 1

From Editors 最新号より part 1

人生の勝ち組になるには、お金だけでなく筋肉も貯めないとダメでした。

厚生労働省の『人生100年時代構想会議』には、「2007年に日本で生まれた子供の半数が、107歳より長く生きると推計される」との記述があります。半数が! 107歳より! 長生きする!

目の前にそんな数字を突きつけられれば一瞬ビックリはするものの、「ロコモ? フレイル? さすがにまだ先のお話でしょ」と思っておりました、今号の『筋肉』のページを担当するまでは。

スポーツ科学の第一人者である福永哲夫先生によると「特別な運動をせずに日常生活を送っていると、加齢によって太腿の筋肉が1年で1%落ちていく」とのこと。計算上、80歳になると20歳の頃に比べて太腿前の筋肉が30%落ちてしまうことになる。でもまあ、健康指標とされる太腿の筋肉ではあるけれど、20歳と80歳ならそれくらい違うかも。。

けれどそれは、いわゆる日常生活を送っていた場合の話。「平日なのに家から一歩も出なかった…」などという今年の初めには考えられなかったことが、今は日常になっているのです。福永先生の実験によると、寝たきり状態の場合では1日0.5%の割合で太腿前の筋肉が減少したという結果が。つまり家にこもってゴロゴロしていたその2日間で、これまでの1年分の筋肉が落ちてしまった、ということ。2日で! 1年分の筋肉が! 無くなってしまった!

流石に危機感を覚える数字です。去年は「老後資金2000万円問題」に恐れ慄き、今年はコロナ禍での「筋肉不足問題」に打ちひしがれる。でも大丈夫、お金はなかなか難しいけれど筋肉は誰でも貯めることができるんです。人生100年時代を明るく過ごすためにも、『貯筋』のスタートは早ければ早いほどいい。本誌に掲載したトレーニング法で、さあ今日からLet’s貯筋!

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体重をしっかり受け止めるための大腿四頭筋を鍛えるスクワットは、貯筋トレの基本です。


● 編集:A
ターザン No. 799

【決定版】家庭の予防医学。

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