「腸内細菌をこちょこちょして、代謝アップ。」 Tarzan Editors No. 806 最新号より part 1
From Editors 最新号より part 1
腸内細菌をこちょこちょして、代謝アップ。
汗っかきの人に「代謝がいいね」、体重が増えた人に「年取ると代謝が下がるって言うからね」と、その実像はわからないまま、わけ知り顔で言ってました。ごめんなさい。今回の特集では、ようやく代謝とは、がわかりましたよ(本当か)。
代謝を高めるプランを提案するこの特集、担当した「いい腸内細菌を育てる」編の取材では、「へ〜」を連発しました。
腸内にはいろいろな細菌がいるのはご存知の通り。その数、40兆個。いわゆる痩せ菌やデブ菌、そして持久力アップに関連する菌などもいるそうです。これらの細菌がいい代謝物質を作って、その物質がヒトの代謝にも好影響を与える、のがミソ。つまり、いい腸内細菌が喜ぶようなことをすれば代謝アップ確実と言うこと。
腸内細菌をこちょこちょと喜ばせるには、ご存知、食物繊維が効果あり。さらに聞けば、腸内細菌の種類は人によって千差万別、そしていい細菌を飼っていても、それを生かし切れていない場合もあるのでもったいないと。喜ばせてないんですね。どんな細菌がいて、どう働いているのか、は専門の会社に便を送って腸内細菌叢を調べてもらう方法があるそうで、そうしたらマイ細菌たちの様子がわかり、さらなる培養法も教えてもらえるのでは! 喜んだのも束の間、残念ながら現状では数万円の費用が必要。ピンポイントで自分の腸内環境をよくするのは、この診断サービスが一般化するのを待つとして、やっぱり野菜をたくさん食べるのが、腸内細菌を喜ばせるコツなんだなーと呟きながら、八百屋さんに向かうのでした。最近のブームは“死ぬほどキノコ”ソテーです。
● 担当:M