「「プロの背骨」も日々のケアから。」 Tarzan Editors No. 818 最新号より part 1
From Editors 最新号より part 1
「プロの背骨」も日々のケアから。
今回、表紙に登場してくれたのは、元新体操日本代表の畠山愛理さん。新体操といえば、カラダ全体を柔軟に、ダイナミックに動かして表現する競技。それを支える背骨の大切さがよくわかっている畠山さんに、美しい背骨を見せていただき、そのケア法もお聞きするという企画です。
ところが、当然ながら美しい背骨は基本、後ろ姿でないと撮れません。でも、畠山さんの愛くるしいお顔も入れたい。それには、見返り具合の絶妙な角度を探り当てなければいけません。編集部の難しいオーダーに、畠山さんは何度もポーズを繰り返し、カメラマンさんもシャッターを押し続けてくれました。ジャンルは違えど、プロのお仕事を見せてもらい、スタジオの暗い隅で、感動に震えました。
端正な立ち姿を見せてくれた畠山さん自身は、実は背骨の痛みを抱えながら、競技生活を続けていたそうです。いまでも、少しでも背中に張りが感じられれば、畠山式の背骨のケアを欠かさないといいます。たとえば、テニスボールで背中をゴロゴロや、背骨エクササイズなど、今でも続けているというルーティンを教えてくれました。着席のインタビュー中も畠山さんの背骨はシャキッ。「座っているときに、椅子の背もたれに背中がくっつかないようにしています。むしろ、この方が楽で」。つねに骨盤後傾、背もたれにグダグダ頼っている担当には、目の覚めるようなお言葉。美しい背骨、正しい姿勢は日々の小さな心がけでキープされるのだと痛感。まずはド〇キでテニスボールを購入した担当でした。
● 編集:M