「あんた、姿勢悪いねえ」「クビが前に出てるよ？」そんなことを言われ続けて20余年。たいして心に響かなかった、母親からの言葉。いや、今回の特集を通して考えが変わりました。今の僕、表紙の畠山愛理さんを彷彿とさせるピーンとした姿勢で、背中の曲線美を保った状態で、この原稿を書いています。

悪い姿勢を矯正するのって、実際とても難しいこと。悪い姿勢って、本人にとってはとても楽なポーズですから。がしかし、チリも積もれば山となるがごとく、その悪い姿勢が積もり積もると…背骨が歪み……、というのは特集の前半ページにて細かく記載しているので、まずはそこからご覧ください。

で、私が担当しているのは、その歪んでしまった背骨をどのようにリセットしていくのか、その軸となるエクササイズのページ。「背骨」を十把一絡げにするのではなく、それぞれ特徴や弱み、異変の現れ方もバラバラになる「頸椎」「胸椎」「腰椎」と3つのパートに分けて、細かくエクササイズを展開しています。

自分はどの部分が歪んでいるのか、簡単な背骨の状態チェックに始まり、エクササイズはいずれも→「ゆるめる」→「うごかす」→「きたえる」の分かりやすい&とってもイージーな3ステップで。なんと今回は、それぞれの部位に詳しいスペシャリスト3名に、その方法を伝授いただきました。

「頸の位置が変われば、人生が変わる」とは、頸椎ページを担当いただいた元サッカー選手であり、サッカー日本代表・川島永嗣さんなどのコンディショニングトレーナーを担当している伊藤和磨さんの言葉。どんな風に変わるのか？ じゃあ胸椎・腰椎が整ったら？ 生活にどんな恩恵が？ その答えは、ぜひ誌面で見つけてください。