取材スタッフ一同、その方がスタジオに入ってくるのを固唾を飲んで見守っていた。特に撮影を担当するKカメラマンは長年、会いたくて仕方がなかったとありガチガチに緊張しているのが伝わってくる。

そして、その時は来た。「こんにちはー」の明るい声とともに颯爽とスタジオに現れたのは角田信朗さん。そう、K-1で一世を風靡したあの格闘家の角田さんである。今は正道会館の最高師範代として後進を指導する角田さんだが、もう一つの顔が一部で有名なのは案外と知られていない。…筋トレを愛する人の間で「超ヤバイ」と崇められているのだ。その理由は、この数年角田さんが取り組んだ「ヘビーデューティートレーニング」。アーノルド・シュワルツネッガーのライバルだった故マイク・メンツァーが確立したトレーニング法である。

このトレーニング…壮絶の一言。「もうダメだ」と思う自分の限界を超えるまで追い込む。泣こうがわめこうが限界まで追い込む。その負荷たるや半端でない。曰く「筋トレでもあり究極のメンタルトレーニング法でもある」。

そうして作られたカラダを今回、JUNGLE GYMで披露していただけたのだ。自身も筋トレ愛好家であるカメラマンK氏によれば「日本にいる５３歳で角田さんを超えるカラダの人はいないんじゃないか」というほどのもの。ケンシロウか角田信朗か。ボディビルダーも顔負けのその究極のカラダをぜひご覧ください。