Tarzan Editors No. 684 編集部だより
From Editors 編集部だより
人は彼を酔っぱらいと呼ぶ の巻
今号では「脳の超回復」を担当しました編集KHです。皆さん、ワーキング・メモリーという言葉をご存知ですか? 人間の脳が同時並行しておこなえる作業は、あのこと、そのこと、このこと、の3つないし、せいぜい4つくらいで、それ以上容量が増えると、溢れ落ちてしまうらしいのです。たとえば、朝支度をしている自分。今日すべきことを頭のなかで簡単におさらい。しながら、ちかごろ疼き始めている奥歯のことを考えつつ歯磨き。そうだ今日はデンタルフロスも使おう。と思ったところで、居間から毎朝欠かさず見ている番組のオープニンが聞こえてくる。あわてて顔を洗って、タオルでぬぐうと、あれ、流しの横に置いたはずのメガネがない、となるわけです。
となるわけです、なんて涼しい顔して言ってますが、これ、実話です。しかも自分の。頭のなかでいろんなこと考えてるからワーキング・メモリーが食われてしまって、顔を洗う際にメガネをどこどこに置く、という意識がすっかり抜け落ちてしまったようです。脳の超回復的な話に戻りますれば、このような現象ははたして鍛えることで改善するものなのでしょうか? そのヒントはぜひ今号をご覧ください。ところでメガネはどこで見つかったかというと、なんと近所の公園にあったのです。なぜ、そこに? 自分が怖い。
●担当:編集KH