木のジェット機。 Tarzan Editors No. 730 最新号より
From Editors 最新号より
木のジェット機。
こんにちは、今号では鍵1〜5までを担当いたしました編集KHです。睡眠のイメージ撮影で、モデルさんをお連れして、飛行機のセットを組んだスタジオに行ってきました。
飛行機のセットを組んだスタジオへ伺うのははじめてのことです。払い下げになった古い機体を再利用しているのだろう。お邪魔するまでは勝手にそう思い込んでいました。するとスタジオの方が「いや、これ全部手作りなんですよ」と。えー???
言われとおりに、指で触って、叩いてみました。たとえば、座席前の折りたたみテーブル、たとえば窓のシェード、たとえば頭の上の荷物用のキャビネット。コンコン、というよりニュアンス的には、ゴンゴン。そう、なんとこれらはプラスティックではなく、ほとんどが木でできているというのです。
というのもこちらはある航空会社の世界を描いた映画を撮影するために、数年前に美術のスタッフさんが総がかりで完成させたものなのだそう。あの折りたたみのテーブルを背凭れに固定する、くるっと回す丸いやつもオール木。しかも見た目はどこからどう見ても本物。職人さんのやることってすごいな。マンパワーってすごいな。
というわけでそちらで撮影した写真は鍵2のページで。ところで鍵2のテーマは「脳の部分寝」です。部分寝とは何か? なぜ部分寝なのか? 今号の『ターザン』をぜひご一読ください。すごくためになりますので
●担当:編集KH