「変なタイミングで、はじめまして」 Tarzan Editors No. 803 最新号より part 1
From Editors 最新号より part 1
「変なタイミングで、はじめまして」
ウイルスが猛威を振るう昨年末、中途入社としてターザン編集部に所属となりましたアサクラです。自己紹介の結びとしては少々アレですが、世の中には想像もし得ないことってありますよね。2020年を振り返ってみると、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に、それに伴う医療現場の逼迫や失業率の増加。個人的には「としまえん」閉園とレジ袋の有料化、東証のシステム障害による売買終日停止などが記憶に残っています。
スポーツの世界では、正月の箱根駅伝で創価大がみせた大躍進、高校サッカー選手権で優勝候補の一角に挙げられていた青森山田の敗退など……。そういえば、欧州サッカーファンならば誰もが知っているクロアチア代表「スーパー・マリオ」ことマンジュキッチ選手がACミラン入りを決定しました。ミランといえば、39歳を超えても劣らないフィジカルでゴールを量産し続けているイブラヒモビッチ選手が所属するセリエAの雄。2人の共闘がみられるなんて、まさに夢にも思いませんでした。
と、前置きが長くなってしまいましたが、803号のテーマになっている「肩こり・腰痛」も、いつ自分の身にふりかかるのか分からないという意味では、ある意味想像に難しい事態です。とはいえ「国民病だ!」とまで叫ばれている昨今、いつどんな人にもほころびが生じて不調をきたしてもおかしくなく。編集部内を見渡しても、肩や腰を気にしているスタッフが少なくありません。打ち合わせでお話を伺った清水トレーナーが言うには、「どちらも日常生活の慢性的な動きのクセによるもの」とのこと。なんだかこれって、花粉症と似ていますよね。
今回私が担当した後半の特集ページ「楽しく動いて治す!」は、その名の通り楽しく体を動かして痛みを解消しましょうね、という企画。「痛いのに動かすの?」と心配になることなかれ、紹介しているクセトリ体操・プール・太極拳のエクササイズは、どれもゆったりとした動きで負荷をかけないノンストレスがベース。既に痛みを引き起こしてしまっている人にも、将来的な予防を施したいと思う人にも、自分に合いそうなエクササイズを見つけて、ぜひ取り組んでいただきたいです。