〔 正面・側面・背面への置き土産 〕 Tarzan Editors No. 805 最新号より part 1
From Editors 最新号より part 1
〔 正面・側面・背面への置き土産 〕
やぁ、みんな。サカタだよ。誰だよ? 最近あまり誌面に出てないけど10年ぐらい前まで毎号のように登場してたので長年『ターザン』ご愛読の方はご存じかもしれない、ただの編集部員です。在籍が長くなるにつれて、表に出るより裏方として筋トレなどの誌面づくりに粉骨砕身するようになりました。そして今回、画期的なトレーニングページができたのです。
3月に創刊35周年を迎える『ターザン』ですが、これまでは筋肉を盛り上げる方向でがんばってきました。今回は違います。初めて筋肉の「カットの出し方」を追求して、大きいカラダより彫りの深いカラダになる方法をまとめました。たとえば大胸筋下部と腹直筋上部の「境目」です。ここは体脂肪がつきにくい部分なので、うまく鍛えれば短期間でクッキリと彫りを深くし、見た目のいい上半身になることができます。
「腹を割る」という『ターザン』恒例の名物企画がありますが、いわば今回は「カラダを割る」1冊です。先ほどの、大胸筋下部と腹直筋上部の「境目」をAとして、カラダの前面・側面・背面にあるクッキリ見せたいAからMの13種の「カットの出し方」をマニュアル化したのが、この特集の目玉です。ほしいカットから順番に出せばいいので、保存版として手元に置き長く役立てることをおすすめします。
監修のバズーカ岡田こと、日本体育大学准教授の岡田隆さんは自らボディビルを実践し、筋肉を大きくしてきましたが、大きくするだけじゃなくてカットを出す(彫りを深くする)ことが見た目を左右することに意識を向け、かねがね研究しているそうです。筋肉を大きくすることに比べたら、スジを刻んでメリハリをつけるほうが、見せるカラダづくりの近道かもしれない。今回そういう発想で特集を組み立てました。
わたくしごとですが、AからMの13種のスジの刻み方を置き土産に、サカタだよは『ターザン』編集部を離れます。2003年にやってきて、途中4年ぐらい他部署にいた時期もありましたが、いつも筋トレのことが頭を離れませんでした。これから別部署で仕事するようになっても、やっぱり筋トレが頭を離れないと思います。それではごきげんよう。みなさまも一層、筋トレがんばってくださいませ。陰ながら応援しております。