「スクワット大革命」 Tarzan Editors No. 812 最新号より part 1
From Editors 最新号より part 1
「スクワット大革命」
最後にスクワットしたの、いつだっけ? ジムに通いはじめたくせに、下半身はランニングで誤魔化して、ついつい上半身のトレーニングを優先しがち。思い返すと、マイ・ラスト・スクワットは高校時代にまで遡る。所属していたサッカー部では、部員100名ほどが全員で手をつないで壁際に並び、20kgのウェイトを脚の上に乗せ、3分間の「空気椅子」をするのが伝統行事。ただでさえ重りから耐えるだけでもしんどいのに、空気椅子をしているみんなの膝上を、監督やコーチが歩いたり、走ったりするもんだから、それはそれは楽しくない。一体これはなんなのか、なんのためにしているのか、考えること自体野暮だと思っていたし、当時は必死だったのだ。
そんな苦い思い出が尾を引き、大嫌いからスタートした今回のスクワット特集。結論からいうと、いまの僕はスクワットが大すk…まであと一歩のところに到達している、気がする。
というのも、身を以てスクワットの効果を感じられたことが一番の理由(奮闘の様子は本誌P24より)。監修をお願いしたのは、数あるトレーニングの中でもスクワットを重要視するという“スクワット伝道師“・清水トレーナー。曰く、「スクワットは筋力だけではなく、柔軟性やカラダの連動性といった身体能力のベースを底上げするのにも最適。股関節と下半身がきちんと使えるようになれば、パフォーマンス全般がアップする」とのこと。
いや確かに、その通り。この特集を通して、4週間スクワットを続けてきた自分にとっては、スッと落ちてくる言葉。ちなみに、スクワットをするならば、と一貫して清水さんが推しているのは、ハーフやパラレルよりも深くボトムポジションまで尻を下げる「フルスクワット」。今回そんなフルスクワットを、6ページ丸々使って大解析。まずはこれだけは身につけよう、と紹介している。これはある意味『ターザン』からの挑戦状。受けて立たないことには、始まりませんよね?