「同い年の才能に触れて。」 Tarzan Editors No. 812 最新号より part 2
From Editors 最新号より part 2
同い年の才能に触れて。
突然ですが、みなさんは誰世代ですか? 桑田清原世代? 中田ヒデ世代? それとも大谷世代? こんな感じで、その年代の代表的なアスリートの名前で世代分けすることってありますよね。余談ですが、これ飲み会で歳が離れた人と同席した時に役立ちます。突然15歳上と言われてもピンときませんが、北島康介と同じ年と言われたら、アテネ五輪の「ちょー気持ちいい」が2004年で、自分はその時いくつだから……、あ、この人めっちゃ自分より大人だ、敬わなきゃってなります。そしてそれだけそのアスリートが普遍的に認知されている存在だという証明にもなるわけです。
さて、1997年生まれの僕はというと、これは決して大袈裟ではなく三笘世代だと思います。そう、今号の表紙を飾ってくれた、川崎フロンターレの三笘薫選手です(ちなみにミュージシャンだと『香水』の瑛人氏が同世代)。昨年大学を卒業しプロデビューした彼は、その巧みなドリブルとスピードでJ1のピッチを縦横無尽に駆け回り、他を圧倒、川崎のみならず日本中のサッカーファンに衝撃を与えました。その活躍を見て、かつてプロを夢見るサッカー少年だった僕は改めて思ったわけです。中学で潔く辞めてよかったなと。
話はそれにそれまくっていますが、今回は「スクワット」特集。過密日程にもかかわらず、過酷な練習後にもかかわらず、表紙撮影のため何度もスクワットに挑戦してくれた三笘選手には感謝の気持ちで一杯です。表紙に加えて、5ページに渡るロングインタビューも掲載。サッカーとトレーニングについての考えを存分に語っていただきました。いかに彼が自身のカラダを研究、追求しているかがわかる内容となっております。是非手に取ってみてください!