マガジンワールド


anan THIS WEEK’S ISSUE No.2009

THIS WEEK’S ISSUE

「作りおき」って、簡単、便利、こんなにおいしい!

料理好きのみなさんだけでなく、料理したいけれど時間がなくて…という人やちょっぴり苦手という方にも、ぜひ手に取っていただきたい今週のananです。テーマは「簡単作りおきレシピ」。暑い夏にうれしい冷めてもおいしい常備菜、週末に作る5品で展開する平日5日間の献立、仕込んでおけばほろ酔いでもお皿に盛るだけの簡単おつまみ、いざというときに頼りになるソースやたれなどの半製品のストック…。名だたる人気料理家のみなさんと料理上手と評判の方々、総勢16人に教わった135のレシピはどれもこれも、手軽でとびきりおいしいものばかり。

料理撮影を終えて編集部に戻ってきたスタッフたちは「すっごく簡単なんですよ。これなら私にも作れそう!」と感嘆の声をあげ、すっかり”作りおきモード”に突入。取材メモを見ながら夜な夜な料理をしていたもようです。遅い時間まで打ち合わせやら原稿書きやらでクタクタになった夜、慌ただしく取材に飛び出していく朝、作りおきのおかずは胃袋だけでなく心も満たしてくれるありがたい存在。そんな実感をもって、一同、この特集に取り組みました。

ささやかな工夫が日々の食卓を支えてくれると教えてくれたのは、長尾智子さんの「料理の素」。完成品を作りおきするのではなく、半分だけ調理した12のストックを冷凍&冷蔵保存しておく提案です。サラダにもカレーにも活躍するスパイシートマトソースや、酢もみしただけの玉ねぎなど、シンプルなのにさまざまなメニューに活躍するレシピがそろい踏みなのですが、このなかでとりわけ目が開いたのは、大小さまざまなサイズに握ったおむすび(塩なし)を冷凍しておくだけ、というもの。「ごはんを保存容器に詰めただけだと、解凍したあと、さて合わせるおかずはどうしようとなるでしょう。おむすびにしておくと、塩をして海苔をまけば一品になって、あとはお味噌汁でも作ればかたちになる。食べたい量に合わせて今日は小さいのを1個だけ、とか、大小2個をほぐして丼ものやカレーのごはんに…ということもできる。意外と便利なのよ」と長尾さん。なるほど、思いつきそうで思いつかない、ひと工夫。「作りおき」と身構えずに、こんなちいさなことからスタートしてみると、料理がぐっと身近になるかもしれません。

平日を忙しく過ごしている人におすすめなのが、坂田阿希子さん、渡辺有子さん、ワタナベマキさんによる巻頭企画、「週末5品の作りおき」。週末に仕込んだおかずを、さまざまに展開していく献立をご紹介しています。効率的に5品を調理するための段取り表付きなので、料理が苦手という人でも、スムーズに作業が進められるはず。もちろん、一度に全部作らなくても大丈夫。作りたい料理から逆引きして、必要な作りおきに挑戦することから始めてもいいのです。ちなみに私は週末に、坂田さんの「端っこ野菜の韓国風マリネ」とハヤシライスの原型の「ミロトン」の2品を作りましたが、おいしすぎて、その日のうちにすべて食べ切ってしまうという事態に…! まあ、それはそれで、いいのかな…と。こんなふうに、作りおいたりおかなかったりしながら、一冊を自由に活用していただけたらと思います。(T)

冷水希三子さんに教わったのは「キャベツとにんじんの作りおき」。ひとり暮らし女子の冷蔵庫で、使いきれずに残ってしまいがちな食材の代表格を飽きずに食べきるための常備菜、ぜひぜひ、お試しください。
冷水希三子さんに教わったのは「キャベツとにんじんの作りおき」。ひとり暮らし女子の冷蔵庫で、使いきれずに残ってしまいがちな食材の代表格を飽きずに食べきるための常備菜、ぜひぜひ、お試しください。