From Editors 編集部こぼれ話
驚きの塩分量ですが、おいしいんです!
日本人は欧米諸国に比べて日頃の塩分量が過多なのはよく知られていますよね。編集部で今回の調味料特集の企画段階でも気になったのが、たれ、ソース、ドレッシングをいかに減塩するか……。健康のためとは言え、おいしくなければ続きません。そこで、いかに上手に減塩できるかを、レナジャポン代表の蟹瀬令子さんと料理研究家の川上文代さんに教えてもらいました。
まずは、美と健康に関する知識が豊富な蟹瀬さん。毎日の食卓は欠かさないというサラダ用の秘伝ドレッシングを本誌で初公開。選びぬいた「米酢」「バルサミコ酢」「100%レモンジュース」の3つを合わせた基本ドレッシングに、サラダの具材に応じて、生姜や本わさびのすりおろしや粒マスタードを加えてアレンジします。もちろん、塩は一切、使いません。撮影後にスタッフ全員で試食しましたが、「どれもおいしい!」。
ちなみに、この米酢は蟹瀬さんが懇意にしているいる料理屋さん用の特注品で、生産量が少ないために非売品だったのですが、クロワッサンのために特別に注文を受けてもらえることになりました。注文方法は本誌をご覧ください。
次に、料理研究家の川上文代さん。著書『減塩たれとソースの早引き便利帳』を基本に、使う頻度の高いたれとソースを10種類。どれも1人分1g以下と驚きの塩分量なのです。食材のうまみを利用して減塩するので味に何ら遜色はありません。むしろ、あっさり、さっぱりで「これで充分かも」と感じました。
アシスタントさんたちが交代交代で材料を量っては撮影台へ運びます。小匙1/2、1/6など1人分だと微妙な量になるため、皆さん、初めはやや緊張気味。でも、「まるで理科の実験みたいですよね?」の一言で、リラックスモードへ(笑)。和気あいあいの雰囲気で撮影が進みました。
(編集M)