From Editors 編集部こぼれ話
来年で創刊40周年。
クロワッサンは、攻めの姿勢を忘れません。
年の暮れ、一年の締めくくり、そしてクリスマスイブ。そんな12/24発売のクロワッサンはずばり、『最も捨てたいのは、夫!』特集です(なかなか攻めてますよね、クロワッサン)。
私事で恐縮ですが、30歳の私、つい最近結婚しまして、いわゆる新婚なわけです。そんな私が担当することになったのは、「離婚経験者に、離婚に至ったターニングポイントを聞く」企画と、「理想的な熟年夫婦に家庭円満の秘訣を聞く」企画。2つ目の企画を振ってくれたところに、編集長の優しさを感じます。
そんなわけで取材した、愛知県・蒲郡市でセレクトショップ「サスコン」を営む鵜飼さん夫妻は本当に素敵なお二人でした。おしゃれで若々しく、好奇心旺盛。穏やかで言葉ひとつひとつに重みがあるのに、決して偉ぶらない。仕事もプライベートも常に一緒ということもあり、妻の弘子さんには新婚当初からいろいろと大変なことも、夫の芳夫さんへの不満もあったそう。けれど山あり谷あり、52年の結婚生活を歩んできました。たくさんの有難いお言葉をいただき(詳細は誌面で)、結婚生活の参考にしなければと何度も肝に銘じましたが、一番印象的だったのは、芳夫さんが「弘子は容姿も性格もすべてが可愛い。そこが好きだ」と恥ずかしがることもなく真っ直ぐに話してくれたこと。
そして弘子さんも、これまで一度も怒ったことを見たことがない(!)というほど、優しい芳夫さんが大好き。いろいろな問題を抱えながらも、結局最後に離婚に至るのを止めてくれるのは、相手のことがやっぱり好きだという気持ちなんじゃないか、と思ったわけです。こんな私、甘いですか……?
“ゲス不倫”が流行語トップテン入りを果たした今年でしたが、夫婦の愛もまだまだ捨てたものではないはず。みなさん、良いお年を!
海と山に囲まれた蒲郡。橋で渡れる竹島は、鵜飼さん夫妻の大切な場所。
(編集Y)