和やかに、あうんの呼吸で暮らす雨宮さん夫妻のこと。 クロワッサン 編集部こぼれ話 No.958
From Editors 編集部こぼれ話
和やかに、あうんの呼吸で暮らす雨宮さん夫妻のこと。
「ほどほどに始末のいい暮らしは、家族を笑顔にしてくれます。」の取材で、挿花家の雨宮ゆかさんと写真家の雨宮秀也さんの家を1年3ヵ月ぶりに訪ねた。
リビングに入ると、前回はまだ白っぽかった無垢の木の床が、全体に自然な赤みをおびてきてますます味わいのある居心地のいい雰囲気に。
今回は、朝食前後の家事と夕方からの家事の様子を取材。撮影は秀也さんにお願いした。
どの作業でも「あ、庭からバジルを採ってこようか」「掃除の撮影をするなら、はたきをかけてるところにする?」と、ふたりのごく自然な連携プレーが続く。驚くのは、どの棚がどれくらい整理されているか、あそこは何日前に掃除したか、ゆかさんの持ち物についても秀也さんが熟知していること。もともと、物を出しておかないすっきりした家で暮らしたいなど、生活スタイルの好みが一致しているふたりだから、「そろそろあそこを整理したいな」と思っていると、気がついたらどちらかが先に片付けている、というあうんの呼吸が成立する。
撮影したホットサンドイッチとコーヒー、シークヮーサージュースの朝食メニューを試食させてもらったが、ホットサンドにはさんだ秀也さんお手製のハムが絶品だった。晩御飯の写真は、編集部が帰ったあとに実際の夕食風景を秀也さんが撮影して送ってくれたもの。ゆかさんのお料理のセンスと腕前にも感激した取材だった。
(編集Y)