新刊『高峰秀子の引き出し』発売記念
斎藤明美さんのトークショー
斎藤明美さん
さいとう・あけみ 作家
1956年高知生まれ。「週刊文春」の記者を経て、小説『青々と』で第10回日本海文学大賞奨励賞受賞。『高峰秀子の捨てられない荷物』『高峰秀子の流儀』など著書多数。2009年、松山善三・高峰秀子夫妻の養女となる。現在、「クロワッサン」誌で「高峰秀子の引き出し」を連載中。
昭和の大女優・高峰秀子さんは86歳で逝きました。平成22年のことです。養女である斎藤明美さんは、高峰さんの生前は知らなかった、きちんと整理された見事な「引き出し」に気づきます。把手に貼られた小さな紙片には「タキシードの小物」「カシミアセーター」「便箋・はがき」など。まだ開けていない引き出しもたくさんあります。
一体、高峰さんの心には、どんな引き出しがあったのか。クロワッサンの連載「高峰秀子の引き出し」では、斎藤さんが一つひとつひもといていきます。そんな連載が、4月2日、一冊の本になります。
没後5年を迎えても尚、いまだ人気が衰えず、「名随筆家」としてもファンは多く、また最近では若い世代からは「あのきれいなおばあさんは誰?」と再び注目を集めています。身近にいた斎藤さんだからこそ知ることができる、高峰さんの審美眼、人を見る目など見事な生き方を語ってもらいます。今この時代を生きるヒントになるはずです。