From Editors 編集部こぼれ話
何度も着たくなる服を選びたい。
この世にはたくさんのファッションブランドがあって、お盆とお正月以外は、毎日どこかで展示会が開かれているような気がします。展示会の案内をいただいたら、行ける限り足を運ぶのがモットーの私ですが、すべてを回りきるのはなかなかむずかしい!
今年の秋冬物の展示会は、3月、4月に開催されました。トレンドは、色でいうとボルドー、モスグリーン、ネイビー、そしてウィンターパステル。テイストでいうと、マニッシュ、トラッド、ミリタリー&ワーク。
でも、そういうキーワードよりも、リラックスして大人のおしゃれができる工夫と傾向を強く感じました。軽くて暖かいニットやコート、オフィスでも着られるスラックスに見えるイージーパンツといった服は、トレンドというよりみんなの需要があって、要望にもとづいて作られているように思えて、どれもが心地よく過ごせそうなイメージでした。ずっと愛着もって着続けたい定番になってくれるアイテムだと思います。とくに、クロワッサン世代になると、無理をして着るような服は結局、出番が少なくなってしまいますよね。
そんなわけで、今年のクロワッサンの秋のファッション号は、「楽なおしゃれ」をテーマに展開。決してだらだらとゆるい服装ではなく、目指したのは肩の力が抜けた、品よく居心地のよい美しさです。本誌で紹介したものは、どれも超おすすめですよ。
写真はタイミングが合わずに借りられず残念に思っていた、ヨーガンレールのニットコート。トレンドカラーのモスグリーンもきれいなヤク100%。オリジナルの金具もすごく素敵です。
(担当編集OM)