夏バテ気味？　ならばとっておきの回復解決策・ホルモン焼きを教えましょう。15年前、『マルイチ』の塩ホルモンを味わった時の衝撃といったら！　何が驚いたって、新鮮でていねいに下処理をされているので、どのホルモンもピカピカに輝いている。重要なのは臭いや筋などホルモンにまつわる懸案事項がすべて解決されていること。そして食べやすい大きさにカットされ、それが肉の味を引き出す厚みだったり、包丁の入り方だったりする（厚すぎる、薄すぎる肉ってお店にとってはほかと違う自慢にはなるけど、食べる立場からするとどうなの？　と思うことが多い）。たとえばミノ（第一胃）は、みそダレに漬けて出すところが多いが、ここの塩ミノは炭火で香ばしく焼くと、コリコリ、サクサクとした食感とともにうまみがにじみ出てまるでホタテ貝のような甘さ。オーナーの田島一彦さんをはじめ、スタッフのおばちゃんたちが焼き方を的確にアドバイス。また、牛だけでなく、豚、鶏、釧路産のエゾ鹿もそろう。そして〆にぜひ食べてほしいのが、素冷メン。韓国風の牛のスープに日本のダシ（カツオ節と昆布など）のＷスープ。日韓、仲良くするとこんなに味も深まるのね〜、と冷たいスープで胃もすっきりヒンヤリ！