マガジンワールド

FOOD NEWS vol. 06 chicoのお菓子な宝物 キャラメルラバーに嬉しい専門店が続々!

FOOD NEWS
  • RESTAURANT _ 犬養裕美子
  • GIFT _ 真野知子
  • SWEETS _ chico
  • NEW STANDARD _ 平野紗季子
vol. 06
chicoのお菓子な宝物
キャラメルラバーに嬉しい専門店が続々!
上・『kono.mi』のプラリネ・カッセ(左から、サラザン、フィグ、ポワブル)各1袋¥650(税込み) 下・『NUMBER SUGAR』のキャラメル(No.1から順に、バニラ、ソルト、シナモン&ティー、チョコレート、ラズベリー、オレンジピール、アーモンド、ジンジャー)8個入り¥800 1個¥100(左) キャラメルキャンディー1本¥100(右)
上・『kono.mi』のプラリネ・カッセ(左から、サラザン、フィグ、ポワブル)各1袋¥650(税込み) 下・『NUMBER SUGAR』のキャラメル(No.1から順に、バニラ、ソルト、シナモン&ティー、チョコレート、ラズベリー、オレンジピール、アーモンド、ジンジャー)8個入り¥800 1個¥100(左) キャラメルキャンディー1本¥100(右)
 
ここ最近、キャラメル好きたちを虜にする専門店が話題。今春オープンの『kono.mi』はプラリネ専門店。ナッツをキャラメリゼしたフランス伝統のプラリネが、そばの実や黒大豆など大胆な素材使いで進化しています。手がけたのは鹿児島の老舗豆菓子店。イチジクにアーモンド、ポワブル(胡椒)にはピーナッツ。香りやコク、ナッツの個性を見極めた組み合わせはさすが。ツヤツヤで滋味ある糖衣は地元・徳之島の黒砂糖を使って。深煎りしたナッツを即、キャラメリゼするから、カリッとかじると閉じ込められていたナッツのアロマがたちまち広がり、たまらなく香ばしい!

『NUMBER SUGAR』は、若き元飴職人のキャラメル専門店。8種のキャラメルはクリームたっぷりだから生キャラメル並みにソフト。でも製法は砂糖とクリームを混ぜて煮詰めるのでなく、砂糖を焦がしてからクリームを加える、あえて昔ながらのキャラメル作りの方法で。すると常温保存できるうえ、焦がし具合で味や甘さを調整可能に。「ソルト」(塩味)なら深めに焦がしてビターに、などフレーバーごとに焦がしをすべて変えるとか。無香料でも素材の風味が際立つわけです。マニアックにつきつめた専門店のひと粒は、懐かしくも新しくてヤミツキ必至。

チコスイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。
 
コノミ
kono.mi
東京都中央区日本橋室町2-2-1 COREDO室町1F 
☎03・6262・3731 
10:00~21:00 休みはCOREDO室町の定休日に準ずる
ナンバー シュガー
NUMBER SUGAR
東京都渋谷区神宮前5-11-11 カミュ神宮前1F 
☎03・6427・3334 
11:00~20:00 火曜休(祝日の場合営業、翌水曜休)


写真・清水奈緒 スタイリスト・中根美和子 文・chico