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改めて感嘆!な中国の五色&医食同源の考え方。 クロワッサン 編集部こぼれ話 No.1012

From Editors 編集部こぼれ話

改めて感嘆!な中国の五色&医食同源の考え方。

11月、ウー・ウェンさんの撮影におじゃましました。簡単なのにおいしくできるレシピを、クロワッサンはじめさまざまな媒体で教えてくれるウーさん。が、憧れのウーさんにやっとお会いできるのに、なんと風邪を引いてしまった私…日頃の体調管理、猛省です。ウーさんが今回紹介してくれたのは、内臓に働きかけるスープと五色のお粥。中国では白い食材は潤いをもたらすと考えられていて、冬に特におすすめとか。豆乳とカリフラワーだけのスープは、少量の塩こしょうだけのアクセントなのに、甘みが際立ち、まさに「ほっこり」、するすると飲めて体もぽかぽかになります。れんこんとスペアリブのスープも、肺に潤いをもたらすれんこんにスペアリブの出汁がしみ、すりおろしれんこんのとろみもついて、胃にも喉にもやさしい一品。お粥も、初体験の黒米粥や緑豆粥を、ちりめんじゃこや松の実、クコの実を添えていただきました。基本味付けなしで、自分の好みで調理するお粥は、日本だと病気のときのイメージですが、中国では朝昼晩、季節も問わず、いつでも食べる料理だとか。しかも「食べる」ではなく、正しくは「飲む」もの。日本のお粥より水分多めで、さらさらとして主食の扱い。
そんなお話を伺いながら、撮影のいちばんの楽しみ、試食をして、ふと気づくと、喉の痛みが軽くなり、体はもちろんポカポカ、たくさんの量をいただきましたが、まったく胃にもたれない! 黒米粥にはポリフェノールが、小豆粥はむくみをとり、緑豆は余分な熱を排する、れんこんは喉と肺に働きかけ、カリフラワーでビタミンC補給。まさに私の体が欲していたものがすべて詰まった料理だったわけです。ウーさんは子どもたちの体調も、その日その日の調子に合わせたお粥やスープ、料理で整えるそう。しかもおいしいに決まってますから、本当に幸せな食卓です(うっとり)。
ウーさんの料理のおいしさはもちろん、改めて医食同源の力に感服した取材でした。
 
(編集H)
 
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写真に入り切らない料理の数々。もち米のお粥、黒米粥、れんこんとスペアリブ、きのこと鶏だんご、カリフラワーと豆乳のスープ。お粥に添えるのは、ねぎの卵焼き、松の実、クコの実、じゃこの黒酢炒めなど。


 
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