マガジンワールド

Tarzan Editors No. 682 定例より

From Editors 定例より

不毛な話と一瞬の美しい脚 の巻

ヒゲ、ワキ毛、眉毛、鼻毛、数ある毛の中でも「ムダ毛」と括られてしまうものがある。それぞれの価値観のもと、この毛はワタシにはいらない、と思われた瞬間にムダ毛入りが決まるのでしょう。ちなみに、知りたくもないと思いますが、僕の思うムダ毛はパイ毛です。乳首の周りに点々と生える毛で、別名「乳毛」「乳首毛」「乳輪毛」なんて呼ばれたりもします。細くて柔らかい毛ばかりでなく、数か月に1度ものすごく硬くて太いしっかりとしたヤツが現れます。こいつが曲者で、ある程度の長さまで伸びると洋服にあたってクルンと逆向きになり、乳首に刺さってくるのです。なんか乳首あたりが痒いなと思う時は、大抵がこいつの仕業です。毛に刃向かわれて悔しいそんな日は、普段放っておいている細いパイ毛まで抜きまくってツルツルの乳首にしてやるのが恒例行事で……、っていう話をしていたらなんてムダな話なんだろうとふと我に帰ってしまいました。ああ、ムダ毛のムダ話、これがまさに不毛というものでしょう。

なぜこんな不毛な話をしたかというと、今回撮影のために僕のすね毛が生贄になったのがことの始まり。今回紹介した〈Furoshiki〉という「履く」ではなく「包む」感覚をくれるシューズは、足を入れないと綺麗な形で撮影できないというカメラマンからのオーダーのもと、すね毛処理指令がでたのです。中学生の時に1度剃った時以来、数年間生やしっ放しだったすね毛がなくなった時の第一声、

「俺の脚、キレイだ!」

久々にみた毛のない脚のなんと綺麗なこと。しばらく見惚れてしまいました。

しかし、そんな脚も翌日から乾燥に悩まされ痒くて痒くて、真っ赤っかになってしまい美しい脚は何処へやらという状態に。かろうじて美しい脚のまま撮影できた写真は定例「What’s in!?」 でも見ることができます。どうか僕の美しい脚をお見逃しなく。もちろん〈Furoshiki〉もお見逃しなく!

本誌に載っていない美脚のアナザーカット。
本誌に載っていない美脚のアナザーカット。

●担当:ガリタカ
ターザン No. 682

秋こそガッツリ やせRUN スッキリ「痩せテク」10

560円 — 2015.10.08
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ターザン No. 682 —『秋こそガッツリ やせRUN スッキリ「痩せテク」10』

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