Money : 名古屋流貯蓄術で貯まるからだに。
名古屋流貯蓄術で貯まるからだに。
お金を貯めるにはお金の必要性を認識することから。するとおのずと貯まるからだに体質改善♡
教わった人
堀川 静さん/ライター
「宵越しの銭は持たない」ことを美徳だなどと言っていたら本気で引かれた経験を踏まえ、堅実で美しい貯蓄家を目指す。
教えてくれた人
山口京子さん/ファイナンシャルプランナー
名古屋人流貯蓄術による家計管理専門家。『嫁入り前のお金の作法』『お金持ち名古屋人八つの習慣』など著書多数。
●1分で分かるQ&A
Q.名古屋人を見習う理由は?
A. 昔からケチで見栄っ張りといわれる名古屋人。個人差はあるし例外がないわけではないが、借金は嫌いでほとんどしない。東京人は名古屋人の17倍も借金をしている。
Q.女子の平均寿命って?
A. 日本人女性の平均寿命は右肩上がりで、厚生労働省の発表によると昨年過去最高の86.61歳をマーク。2年連続世界一記録となる。ちなみに2位は香港、3位はスペイン。
Q.ライフイベントにかかるお金って?
A. 女性のライフイベントといえば結婚・出産。結婚にかかる費用の相場は全国平均400万円超、出産は40万円超とのこと。その後、世界一高いといわれる教育費を考えると…。
山口 老後ってものすごい先のイメージがあるかもしれませんが、日本の女性の2人に1人は90歳まで生きるんですね。今年で35歳だとしたらその倍でも70歳。それでもまだ人生20年近く残っているんです。
堀川 老後って想像以上に長いんですね。
山口 だからファッションやグルメと同じぐらいお金のことを考えるのはすごく大事。お金の寿命が絶えないようにすることが重要なんです。ひもじい思いしたくないでしょ?
堀川 したくないです。
山口 ライフイベントを無借金で乗り切っていくために、早めに準備しておきましょう。
堀川 お金ってあったらいいものだとは思っていたのですが、必要なものなのだと切にはじめて感じました。
山口 遅いですよ! 私は結婚した当初収入ゼロで主人の月収は20万円台。それでも都内庭付き一戸建ての家を購入し、2年で住宅ローンを完済できる資金を貯めました。
堀川 すごい! なんでそんなことができるのか意味がわかりません。
山口 ないならないなりにどうしたらいいかを考えるんです! 我慢しなくていいんですよ。女のコの心と体を支えているのは食事。だから、食費は抑えちゃいけないんです。
堀川 それは朗報。人生の喜びに直結しているところは削れません。
山口 ただの我慢比べにならないようにするのが重要。まずは、お金が貯まる体質になるための習慣を身につけましょう。→つづく
堀川 老後って想像以上に長いんですね。
山口 だからファッションやグルメと同じぐらいお金のことを考えるのはすごく大事。お金の寿命が絶えないようにすることが重要なんです。ひもじい思いしたくないでしょ?
堀川 したくないです。
山口 ライフイベントを無借金で乗り切っていくために、早めに準備しておきましょう。
堀川 お金ってあったらいいものだとは思っていたのですが、必要なものなのだと切にはじめて感じました。
山口 遅いですよ! 私は結婚した当初収入ゼロで主人の月収は20万円台。それでも都内庭付き一戸建ての家を購入し、2年で住宅ローンを完済できる資金を貯めました。
堀川 すごい! なんでそんなことができるのか意味がわかりません。
山口 ないならないなりにどうしたらいいかを考えるんです! 我慢しなくていいんですよ。女のコの心と体を支えているのは食事。だから、食費は抑えちゃいけないんです。
堀川 それは朗報。人生の喜びに直結しているところは削れません。
山口 ただの我慢比べにならないようにするのが重要。まずは、お金が貯まる体質になるための習慣を身につけましょう。→つづく
「へそくりと投資は女のたしなみ」という山口さん。著書にはお金が貯まる金言がずらり。
●教えて! 山口さん
楽しく、賢く、ハッピーにお金を貯めるコツ、教えてください。
人生を俯瞰して見てみてください。老後って、想像以上に長いんです。キラキラしてる時代よりも、そのあとのほうがどえらい長いんです。まずそこにお金の必要性を感じてください。そして、目的を明確にすること。なるべく近い目標と遠い目標、2つあったほうがいいですね。今もハッピー、将来もハッピーというバランスを取ることが女子は特に大事です。そして、近い目標をクリアしていくこと。するとそのうちお金が貯まる体質になってきます。そのための習慣が大切なんですね。名古屋人は値切るのが上手ですが、とことん値切るとか最安値で済ましてやろうとか自分のお財布だけ肥やそうとするのは美しくない。抑えるとこと出すところのバランスも重要です。
photo:Akiko Mizuno text:Shizuka Horikawa illustration:Yurikov Kawahiro