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Money : で、どの保険に入ればいいの? 保険の正しい選び方。 Part 2

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で、どの保険に入ればいいの?保険の正しい選び方。 Part 2

年を追うごとに涙もろさが否めない今日この頃。不意に涙したあの動画は、保険会社のものではなかったか。そんなあなた、そろそろ保険加入のときかもしれません。
教わる人
堀川 静さん
ライター
堀川 静さん
「宵越しの銭は持たない」ことを美徳とし、主に霞を食べて生きてきた独身34歳。が、この企画を機に心機一転。よりよい人生と世界平和を夢みて、手堅く賢い投資家を目指す。
教えてくれた人
垣畑光哉さん
マネーコンフォート代表
垣畑光哉さん
大学法学部卒業後、外資系生命保険会社にて保険の多様なマーケティングを経験。現在は保険に特化したマーケティング会社マネーコンフォート代表として活躍。


 
保険は一度入ったら入りっぱなしではいけない。就職、結婚、出産などのライフステージの変化に合わせて賢く見直そう。
保険は一度入ったら入りっぱなしではいけない。就職、結婚、出産などのライフステージの変化に合わせて賢く見直そう。

日本の生命保険会社と並んで、カタカナ生保と呼ばれる外資系の保険会社もすっかり日本でおなじみになった。それぞれの特徴に合わせて使いこなそう。
日本の生命保険会社と並んで、カタカナ生保と呼ばれる外資系の保険会社もすっかり日本でおなじみになった。それぞれの特徴に合わせて使いこなそう。
1分で分かるQ&A
Q.女性のための医療保険って?
A. 女性特有の病気、いわゆる婦人病に特化した保険。該当する婦人病にかかった際、ほかの病気や疾患より手厚い保障が受けられる。その代わり一般的な医療保険より割高な場合が多い。
Q.Hanako向けの保険って?
A. 一生涯保障してくれる上に貯蓄性が高い終身保険は鉄板セレクト。ほかには、入院した際に給与を保障してくれる所得保険や、定年後年金のように支払われる個人年金保険がおすすめ。
Q.国内と外資、どう違うの?
A. 戦前からある国内大手保険会社の隙間に後発で参入したのが外資系。具体的に保険内容を示し、コスト訴求を得意とする外資系に対し、安定感や安心感を売りにしているのが国内大手。


 

自分のライフスタイルに合わせて、自分で選ぶことが重要です。

堀川 前回、貯蓄もできる終身保険がおすすめということでしたが、女性の場合、婦人病に特化した保険もありますよね? 広告で「女性のため」とか見聞きすると、加入必須な気になってくるのですが、実際どうなのでしょう?
垣畑 正直、個人的にはおすすめしません。婦人病でも成人病でも病気のリスクは同じです。だったら普通の医療保険で十分。万が一入院となった際、個室に入りたいと思うのは、婦人病だけじゃなく胃潰瘍のときも一緒でしょ?
堀川 確かに。
垣畑 各社いろんなプランを提案していますからね。
堀川 プランも会社もたくさんありすぎて、どれがいいのか……。
垣畑 値段は関係なく、とにかく安心を買いたい人には国内の老舗大手保険会社がいいと思いますが、単身で、安く合理的に済ませたいなら、外資系がおすすめです。さらに安く収めたいなら、ネットで加入することです。
堀川 ネット……(不安)。
垣畑 最近では、あらゆるライフスタイルに合わせてわかりやすく解説している本がたくさんありますよ。それを読んでネットで安く入る。それがベストじゃないかな。
堀川 なるほど。
垣畑 まあ、入って悪い保険なんてありませんから。大事なのは、自分に合った保険を選ぶことです。


 
教えて! 垣畑さん
いざ、どうやって入ったらいいのでしょう?
「昔は知人の紹介だったり、会社に保険のおばちゃんが営業に来たりと人を介しての加入が一般的でしたが、情報が豊富な昨今では、電化製品のように保険も保障内容やコストを比較し自分で選ぶ時代です。街の保険代理店もいいですが、ネットで入るのが最も堅実だと思います」
最新保険ランキング2015
保険選びにおすすめの本は?
保険のプロ100人が独身・夫婦・家族など、世代や家族構成ごとに最適な保険の組み合わせ方をアドバイス。マガジンハウス刊、722円(本体価格)。
https://magazineworld.jp/
books/paper/8978/


photo:Toru Matsushima illustration:Yurikov Kawahiro text:Shizuka Horikawa