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都市型ワイナリー併設のテイスティングルームへ。清澄白河 フジマル醸造所(きよすみしらかわふじまるじょうぞうしょ)

〔Hanako/News/Gourmet/清澄白河〕
ひとくちパニーノ500円。シャルキュトリープレート1500円。山形県産デラウェアを使ったフジマル デラキング2014はグラス700円。
ひとくちパニーノ500円。シャルキュトリープレート1500円。山形県産デラウェアを使ったフジマル デラキング2014はグラス700円。
 

ワインが飲めて、買えて、食事もできる。自由度の高いスタイルで昨年のオープン以来、ファンを増やし続けている浅草橋「ワインショップ アンド ダイナー フジマル」が東京2軒目となる店を清澄白河に出店。母体は大阪の酒販店、代表の藤丸智史さんは自ら育てたブドウでワインづくりも行っていることはワイン好き、酒場好きには知られているが、清澄白河店は大阪「島之内フジマル醸造所」同様、ワイナリー併設のスタイルだ。

カジュアルな設えをいい意味で裏切るガストロノミックな料理を作るのはイタリア人シェフ、ニコラス・カピッツィさん。日本各地の食材を活かしたイタリアンベースの料理は早くも話題を呼んでいるが、13時開店のテイスティングルームでもその一端を楽しむことができる。グリエしてからマリネしたナスと軟らかなサラミがサンドされたひとくちパニーノは、リストランテのアミューズのよう。果実味豊かな自社製ワインも、醸造所内で味わえばおいしさも格別!

 
[カジュアル度]
テイスティングルームは、8席のシェアテーブルと、ワイン樽をテーブルにしたスタンディング。レストランともに普段着でOK。
 
[自腹度]
自社で醸造したワインを瓶に詰めないことでコストカットした生樽ワインは1杯500円〜。フードも1品500円〜。自腹で気の向いたときに。
 
[誰と行く?]
ひとりでも気軽に使えるし、デートで訪れても楽しい。美術館やコーヒーショップなどを巡る清澄白河散策コースに組み込んで。
 


清澄白河 フジマル醸造所
江東区三好2-5-3 2F ☎03・3641・7115 13:00~21:00最終入店(レストラン17:00~21:30LO、土日祝11:30~14:00LO) 月休(祝の場合は翌火休)/現在醸造所も稼働中!
 


佐々木ケイ/専門誌、ライフスタイル誌などでレストラン記事を執筆。年間で取材する店は200軒以上。


 
photo: Tomo Ishiwatari text: Kei Sasaki
Hanako1095号「Club Hanako」掲載