人気ビストロが開いたヴァンナチュールのバー。バー・ア・ヴァン メゾン
サンカントサンク
〔Hanako/News/Gourmet/代々木上原〕
代々木上原駅前の一軒家ビストロ「メゾン サンカントサンク」が、これまでランチボックスを販売していた1階を改装し、スタンディングのワインバーをオープン。5~6人も入ればいっぱいになるような小さな空間で、中央にあるテーブルを囲むスタイルが新しい。店主は2・3階のビストロでサービスを務めていた田井良樹さん。ワインを学びに渡ったフランスで、ヴァンナチュールに魅せられ、ナントのビストロで働きながらロワールや南仏の若手生産者と交流を深めた経験の持ち主だ。だから店で扱うワインはすべてヴァンナチュール。つまみは「サンカントサンク」でも大人気のレバーペーストやオーブンでじっくり火を入れて甘さを引き出したオニオンローストなど、シンプルでワインが進む品をそろえる。木を多用したナチュラルな設えで、花のアレンジや卓上のディスプレイなどのセンスも抜群。1杯から気軽に立ち寄れるが、居心地のよさについ長居してしまうのでご注意を。
[カジュアル度]
基本的にスタンディングのみで、1杯からOK。駅徒歩すぐだから代々木上原住民でなくても、さくっと回り道して立ち寄れます。
[自腹度]
ワインはヴァンナチュールのみ。グラス1000円~。生ビール600円、簡単なカクテル600円~。おつまみ4~5種500円~。もちろん自腹で。
[誰と行く?]
小さな店なので、誘い合わせるのは2~3人がベター。ワンテーブルの店内は、自然に同席者との会話も弾むので、1人でもお気軽に!
渋谷区西原3-5-1 1F ☎03・5454・5631 18:00(土15:00)〜1:00LO 日、月2回不定休/チャージ300円。ヴァンナチュール界注目の新店。2015年7月オープン。
佐々木ケイ/専門誌、ライフスタイル誌などでレストラン記事を執筆。年間で取材する店は200軒以上。
photo: Tomo Ishiwatari text: Kei Sasaki
Hanako1093号「Club Hanako」掲載