Money : めざせ! 安定収入。なれるものなら大家さん!【1】
めざせ! 安定収入。なれるものなら大家さん!【1】
不動産という言葉に出合ったのは、人生ゲームが最初だった。
あれから、借りることはあっても貸すことはなかった不動産。
寝てても入ってくる(?)家賃収入は、やっぱり魅力的です♡
● 教わる人
ライター
堀川 静さん
「宵越しの銭は持たない」ことを美徳とし、主に霞を食べて生きてきた独身34歳。が、この企画を機に心機一転。よりよい人生と世界平和を夢みて、手堅く賢い投資家を目指す。
● 教えてくれた人
HITO株式会社代表取締役兼大家
御井屋蒼大さん
リーマンショックを機に投資を開始。コンサルティングファームから脱サラした現在は、塾の経営やセミナー講師を務める傍ら、不動産投資の規模を日夜拡大中。右は御井屋さんの書籍。
1分で分かるQ&A
●Q.不動産投資って?
A.投資(購入)した不動産を自分以外の誰かに有料で貸し、賃料収入などを受け取ること(これぞいわゆる大家さん)。また、購入に支払った金額以上の額で不動産物件を売却し、その差額の利益を得ること。
●Q.賃貸併用住宅とは?
A.1つの建物内に自宅と賃貸スペースが共存している住宅のこと。建物の一部を賃貸として貸し出すことで、家を建てる際に大きな負担となるローンを賃貸収入から補うことができる。最近特に人気。
●Q.ローンの違いって?
A.余程の資産家あるいは貯金マニア、もしくは宝くじ当選者でもない限り、不動産購入にはローンが一般的。アパートローンに比べ住宅ローンは低金利かつ融資の審査が緩めだったりとメリットが多い。
不動産投資家や大家さんは、資本家だけがなるものじゃない!
堀川 数ある投資のなかで、御井屋さんはどうして不動産で投資しようと思ったんですか?
御井屋 最初から不動産投資を始めたわけではありません。まずは貯金200万円を元手に、投資信託、FX、株と30代で始めてひと通り投資を試してみたんです。
堀川 ほう。
御井屋 200万円の貯金を株などで300万円まで増やし、それを基に不動産投資を始めました。
堀川 不動産投資って、それ相当の資金が必要なイメージがあるんですけど、300万円程度でも物件のオーナーになれるんですか?
御井屋 はい。私の場合、まずは住宅ローンを組み、新築の物件を建てたんです。
堀川 え、それって普通に〝夢のマイホーム〞ってやつですよね? もし賃貸用として建てるならアパートローンを組むのでは?
御井屋 物件のうち50%以上が自宅部分なら、アパートローンではなく住宅ローンが使えるんです。
堀川 けど、そこまでして住宅ローンにこだわる理由は?
御井屋 住宅ローンなら全額ローンが組めるんです。
堀川 なるほど。だから資金が少なくても始められるというわけなんですね。
御井屋 これぞ賃貸併用住宅という〝夢のマイホーム〞。(つづく)
御井屋 最初から不動産投資を始めたわけではありません。まずは貯金200万円を元手に、投資信託、FX、株と30代で始めてひと通り投資を試してみたんです。
堀川 ほう。
御井屋 200万円の貯金を株などで300万円まで増やし、それを基に不動産投資を始めました。
堀川 不動産投資って、それ相当の資金が必要なイメージがあるんですけど、300万円程度でも物件のオーナーになれるんですか?
御井屋 はい。私の場合、まずは住宅ローンを組み、新築の物件を建てたんです。
堀川 え、それって普通に〝夢のマイホーム〞ってやつですよね? もし賃貸用として建てるならアパートローンを組むのでは?
御井屋 物件のうち50%以上が自宅部分なら、アパートローンではなく住宅ローンが使えるんです。
堀川 けど、そこまでして住宅ローンにこだわる理由は?
御井屋 住宅ローンなら全額ローンが組めるんです。
堀川 なるほど。だから資金が少なくても始められるというわけなんですね。
御井屋 これぞ賃貸併用住宅という〝夢のマイホーム〞。(つづく)
教えて! 御井屋さん。不動産投資のこと
●小資本で不動産投資を始めるには?
「まず、アパートローンではなく住宅ローンを利用することですね。住宅ローンならフルローンが可能な上、低金利なので低資本からでも始めやすいのが特徴です。一定の条件を満たせば賃貸目的でも住宅ローンの借り入れができるというところがポイントなんです」
●不動産の知識を得るには?
「最初は不動産投資の本を100冊くらい熟読しました。セミナーにも数多く通い、さらに不動産屋をめぐりましたね。3年で行った不動産屋の件数は1000件を優に超えます。今は“ふどうさんぽ”というサークル活動で常に情報をアップデートしています」
●“ふどうさんぽ”とは?
「不動産を見ながら街を散歩することを主な活動とするサークルです。気軽に歩きながら、街の様子や住宅環境など見て回りつつ、メンバー同士で情報交換をしています。大家は孤独になりがちですからね。時々、セミナーなども開催しています。誰でも参加可能ですよ」
photo:Toru Matsushima text:Shizuka Horikawa illustration:Yurikov Kawahiro 撮影協力:Café Shukran