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FOOD NEWS vol.92 犬養裕美子の今日、どこで何、食べる? 『HUGO DESNOYER(ユーゴ デノワイエ)』の本日の牛肉のステーキ

FOOD NEWS
  • RESTAURANT _ 犬養裕美子
  • GIFT _ 真野知子
  • SWEETS _ chico
  • NEW STANDARD _ 平野紗季子
vol.92
犬養裕美子の今日、どこで何、食べる?
『HUGO DESNOYER(ユーゴ デノワイエ)』の本日の牛肉のステーキ
写真はウィークエンドランチ¥3,200(平日ランチは¥2,000。部位によってプラス料金あり、前菜、デザート付き)。肉を指定してオーダーするなら2階へ。 ただし1か月先まで満席なので、まずは予約いらずのランチがおすすめ。平日ランチは1、2階とも同じメニューでお値段も手ごろ。どの肉が出るかは、その日によって違うのでお楽しみ。
写真はウィークエンドランチ¥3,200(平日ランチは¥2,000。部位によってプラス料金あり、前菜、デザート付き)。肉を指定してオーダーするなら2階へ。
ただし1か月先まで満席なので、まずは予約いらずのランチがおすすめ。平日ランチは1、2階とも同じメニューでお値段も手ごろ。どの肉が出るかは、その日によって違うのでお楽しみ。
 

カウンター席の目の前のガラスケースの中には、肉の塊がズラリと出番を待っている。これが今、肉好きたちの憧れの的、パリの肉職人、ユーゴ・デノワイエ氏が手掛ける牛肉だ。つまりここはフランス直輸入の牛肉を買える精肉店であり、食べられるレストランでもある。デノワイエ氏の牛肉は自然放牧、ストレスのない環境の中で育てられた特上の牛たち。それが10日に一度、空輸され、部位ごとにわけられてから熟成される。その旨味を味わうには、やはりステーキがいちばん。迫力の赤身を前にすると、人は誰でも臨戦態勢になる。リムーザン産牛イチボには〝熟成による〞やわらかさに驚き、すっきりした酸味(血)がソースの役割となって150gを『飲むように』食べてしまった。「フランスの牛は血の旨さ。だから赤ワインが合うんです」と恵比寿店の齊田武シェフ。11年のフランス修業のうち、4年半を肉専門店で勉強した。「日本のあか牛もいろいろ比べて、阿蘇・井牧場のみ扱っています。和牛は脂の甘味が特徴。だからビールが合う」。実は私的には阿蘇・井牧場は今いちばん食べたい和牛だったので、ここで発見して「さすが肉の殿堂」と恐れ入った。お味は…、日本人の繊細さを感じる旨味に感激。日仏どちらも個性的だからこそ、これは両方食べてほしいな〜。肉の道にハマリます。

いぬかい・ゆみこ レストランジャーナリスト。東京を中心に、国内外の食文化、レストラン事情をレポート。
 
HUGO DESNOYERHUGO DESNOYER
東京都渋谷区恵比寿南3-4-16 アイトリアノン1~2F ☎03・6303・0429 
1F 物販11:30~17:00 1Fランチ11:30~14:00LO ティータイム15:00~17:00 ディナー18:00~22:30LO
2F ランチ11:30~14:00LO ディナー18:00~22:30LO 月曜休


写真・清水奈緒 取材、文・犬養裕美子