みなさん、本当の意味での幸せなセックスできていますか? From Editors No.2212
From Editors
編集部リレー日誌
みなさん、本当の意味での
幸せなセックスできていますか?
今回はちょっとまじめな話を。今号で自分が担当しているページで、8人の先生に取材してお話を伺いました。それぞれ違う企画のページなので伺うテーマも異なるのですが、いま、横断的にみなさんの話を思い返してみると、最後は同じようなところにたどり着いた気がしています。ページをめくっているだけでは分からないかもしれないので、取材を通して感じたそのあたりのことを書いてみました。
みなさん、結局のところセックスって何だと思いますか?
好きな人と肌と肌を触れ合わせ、カラダとカラダを重ね合って、相手への想いをお互い伝え合い受け取る究極の行為だと思うのですが、こうやって文字にすると、「そんなの言われなくても知ってるしー、というか理想論?」とか思ったりしますよね。でもみんなそういうセックスができたらいいなと思ってるわけですが、先生がみなさん口を揃えておっしゃるには「いま、幸せなセックスができていない人が多すぎる」とのこと。そしてできていない理由も、先生たちの表現は異なるけど実は同じことなのかなと…。
「男の気持ちいいは、勃起や射精で見て分かる。でも女性の気持ちいいは、言葉で話さないと分からない。セックス についてギリギリまで言葉にして、そこから溢れるものが幸福」(鈴木涼美さん)。「ムードが壊れるからと、気持ちよくないのにイッたふりをするのではなく、もっとお互いにセックスの好みをすり合わせて」(宋美玄さん)。「セックスの最中はずっと見つめ合って、『好き』のひとことを忘れずに」(しみけんさん)。「今日は会えて幸せ。一緒にいると安心する。彼を喜ばせるためでなく自分が思ったことをちゃんと伝えてますか?」(長谷川瞳さん)。もうお分かりだと思いますが、セックスとはコミュニケーション。セックスができてないのではなく、コミユニケーションができてないんですよね。
取材が進むにつれて、自然と腑に落ちました。そのことを伝えられるようにページを作れたと思うので、ちょっと意識して読んでいただけるとうれしいです。(KM)