マガジンワールド

FOOD NEWS vol.89 真野知子のおいしいギフト 『What a Tart! (ワタァタルト)』のセイボリータルト

FOOD NEWS
  • RESTAURANT _ 犬養裕美子
  • GIFT _ 真野知子
  • SWEETS _ chico
  • NEW STANDARD _ 平野紗季子
vol.89
真野知子のおいしいギフト
『What a Tart! (ワタァタルト)』のセイボリータルト
右・上から、豚バラコンフィ&ローズマリーポテト¥550 ガーリックブロッコリー¥450 紫いも&金時人参¥550 左・上から、パエリャ、ローステッドアップル&ブルーチーズ、ローステッドトマト、クラブケーキ各¥550。彩りあざやかなミニタルト。
右・上から、豚バラコンフィ&ローズマリーポテト¥550 ガーリックブロッコリー¥450 紫いも&金時人参¥550 左・上から、パエリャ、ローステッドアップル&ブルーチーズ、ローステッドトマト、クラブケーキ各¥550。彩りあざやかなミニタルト。
 

セイボリータルト? タルトという響きから、スイーツをイメージしてしまいそうだけど、実は甘くない食事用のタルトのこと。その専門店『What a Tart!』が表参道にオープンした。重厚な造りの店内へ一歩足を踏み入れると、ショーケースの中にズラリと並んだセイボリータルトたちが迎えてくれます。目移りしてしまうほどのラインナップは全部で12種類。ムール貝やエビもしっかり入って絶大なインパクトを放つのは、お米を使わずキヌアをアサリの茹で汁で炊いた「パエリャ」、赤と黄色のトマトが鮮やかな「ローステッドトマト」など、色や素材のコンビネーションはどれも美しく、ひとつひとつに手間をかけた世界観がギュッと凝縮されている。さらに季節の旬な素材を使ったシーズナルタルトが2〜3か月ごとに変わるのも魅力。紫とオレンジ色が鮮やかな「紫いも&金時人参」はこの季節限定のもの。甘みもあってヘルシーなデザート感覚でも食べられる。どれも共通しているのは、薄くカリカリした食感の生地。時間が経ってもクリスピーな秘密は、バターが一切使用されず、太白胡麻油やグレープシードオイルなど良質な油が使われているから。その生地のバリエーションはプレートに並べる楽しさもあってホームパーティにぴったり。

まの・ともこ ギフトコンシェルジュ。
著書『大切な日のためのギフト・マニュアル』(マーブルブックス)好評発売中。
 
What a Tart!
タルトのテイクアウトほか、イートイン席もあり。東京都渋谷区神宮前5-51-1 クラシカ表参道1F ☎03・6427・7031 9:00~18:00(18:30~バー営業となるがタルトのイートイン&テイクアウト可) 土・日・祝日休


写真・清水奈緒 スタイリスト・中根美和子 文・真野知子