From Editors 1 No. 826 スタイルと髪型は、やたらめったら変えるもんじゃあない。
From Editors 1
スタイルと髪型は、やたらめったら変えるもんじゃあない。
年が明けて、今年こそはいろいろ新しいことをやってみようと思うものの、テレビは面白いし、読みたい本は溜まってるしで、いつの間にやら平常運行……。

今回の特集の参考書たち。左は、今年で創刊40周年を迎えるポパイより10年ほど先輩の名著『TAKE IVY』。この2016年版を作ってみようと、スナップに行ってきました。右は”NYのみんな”をイラストで記録し続けているジェイソン・ポランの作品集。今号は各所で彼のイラストを使ってます。
はい、いつもの正月の風景です。でも、なんだかんだ言って、いつものこの感じでいい、否、いつものこの感じ”が”いいんじゃないかということは、この特集を作りながら感じていたことでした。
国内国外問わず、いつも同じような格好なのに、感じのいい人がいます。着慣れてるとか、似合うとか、そういう言葉じゃ言い表せない、雰囲気とでも呼べるもの。きっと、一朝一夕には出てこないもの。おしゃれをするというのは、いつもと違うことをすることと同義じゃないし、いつも通りでも洒落てる人は洒落ているんですよね。そういう意味では髪型も同じ。似合うものが見つかったら、それ一本。それに、毎月どうしようかと悩むくらいなら、他のことに時間を使いたいでしょう?
NETFLIXでドラマを見たいし、スターウォーズももう一度くらい見に行きたいし。
と、ちょっと硬い話になっちゃいましたが、世界にはいろんな人がいるんだなぁ、なかなか愉快な人たち&かわいい女の子も多いんだなぁ、なんてことを考えながら、自分にフィットするスタイルを考える一助としていただければ、これ幸いです。
米山正樹(本誌担当編集)
