From Editors 1 No. 831 最高のロサンゼルス。
From Editors 1
最高のロサンゼルス。
LA取材最終日のこと。
現地での取材が終わり、空港に向かう道すがら、いままで特集してきた都市の中で、実際に住むのならどこだろうなとスタッフと話に。
現地での取材が終わり、空港に向かう道すがら、いままで特集してきた都市の中で、実際に住むのならどこだろうなとスタッフと話に。
これは結構考えさせられる話だ。
パリ? ニューヨーク? ロンドン?
それぞれにはそれぞれの魅力があって、なかなか簡単に比較・・・できた。
ここロサンゼルスだ!
僕は2週間の滞在の間ですっかりこの街の虜になっていた。
底抜けに青い空。ああ、もうこれだけでロサンゼルスの圧勝。5億点。
街をぶらぶらするだけで最高に気持ちがいい。
「きもっちいいなあ」と実際に何度口に出してしまったことか。
パリの洒落たカフェもロンドンのサヴィルロウも
ブルックリンのヒップな街並みもどれも敵わないロサンゼルスの爽やかさ
何もしなくたって最高だけど、ドライブをしながらハンバーガーを食べたり、サンダルとスウェットで買い物したり、海沿いを歩いたりすれば、さらに昇天。
ああ、もう最高。シルバーレイクあたりに家を借りて3年くらい住んでみたいなあ。犬も飼おう。車は何に乗ろうかな?
そんな妄想を膨らませつつ、歩いていたら
見たこともないくらいでかい犬のウ○コを踏んでしまった。
20年ぶりのその感触は人生最大級にLAの爽やかさとは対照的にねっとりとしていた・・・。
「ロサンゼルスよ、そんなことでおれはおまえを嫌いにならないぞ」
近くの棒切れでホジホジしながら帰路についたのでした。
青山洋行(本誌担当編集)