マガジンワールド

新しい音楽に出逢うことの幸福 From Editors 2 No. 871

From Editors 2

新しい音楽に出逢うことの幸福

昨年の「ぼくの好きな音楽。」に続いて、今年も音楽特集を担当することに。3ヶ月間、ひたすらいろんな音楽を聴き続け、その音楽が生まれる場所や人に会いに行く。これがとにかく楽しい。
漫画家の渋谷直角さん(レビューやweb、SNSはなるべく見ないで、タワレコの試聴機やライブハウスで自分の耳で選ぶようにしているそう)には、岡山のシンガーソングライターさとうもかさんはじめ、日本全国のインディーズバンドを。ライターの九龍ジョーさんには、「懐かしき未来」と彼が形容する「日本の最新フォークロック」を。なかでも折坂悠太さんら3名のシンガーソングライターによる”のろしレコード”というレーベルにすっかりハマッてしまい、山梨でのレコーディンク合宿にまで密着取材することに。

さらにファッションページのモデルも現役のミュージシャンにお願いしようということでスタッフが見つけたのは京都生まれのラッパーのDaichi Yamamotoくん。JJJやKid Fresinoや中村佳穂も参加した、デビューアルバムがとにかくカッコ良くて、撮影の2日間、ロケバスの中でずっとこのアルバムをかけていたくらい。

とまあ、いつまでも書き続けられるくらい、聴いて欲しい音楽、知ってほしい人を詰め込んだ一冊となりました。新しい音楽との良き出会いに役立てば幸いです。

p.s
坂本慎太郎さんの新曲「小舟(Boat)」(https://www.youtube.com/watch?v=vWFKeVCeJlE)は、ポパイを読んでくれている”優しきシティボーイ”のみなさんに聞いてもらいたい名曲です。ぜひ。

斉藤和義(本誌担当編集)
 
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「ライブはそのバンドの地元で見るに限る説」を確かめに、岡山のさとうもかさんが出演するフェス「マチノブンカサイ」へ、渋谷直角さんと行ってきました。巷の「シティポップスの新旗手」なんてイメージで聴いたら、間違いなくやけどしてしまいそうな、何にも似てない、圧倒的に強い音楽&パフォーマンス。やっぱりライブはいい!


ポパイ No. 871

いま、聴きたい音楽ってなんだろう?

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ポパイ No. 871 —『いま、聴きたい音楽ってなんだろう?』

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