今年もいっそう、スタイルについて考えてみたい! From Editors 1 No. 886
From Editors 1
今年もいっそう、スタイルについて考えてみたい!
年始の恒例となっているスナップ特集は今回、いつにも増して個性を出したスタイルの持ち主が集まりました。
<PHIPPS>のデザイナーでパリに住むスペンサー・フィップスは、見事なヒゲでフリーマインド、ナイス・バルクでスポーティ。そのうえでトラッドな7変化を披露。
ロンドンのミュージシャン、Puma Blueはプレーンでなんでもないように見えるんだけど、色にとても気を配った着こなし。
普段着でバシバシ登るLAのロッククライマーたちはひたすら楽しそうだし、ロンドンのモードなお店『MACHINE-A』のスタッフが着ているブランドには興味津々。<ナマチェコ>って知ってる?
NYのスタイリスト・Miyako Bellizziが紹介してくれたのは、A24の映画に携わるスタッフとその仲間たち。古着の着方に意思があって、こちらもさっそくヴィンテージ・ハントに出かけたくなります。
個人的に「いい奴だなー」としみじみ思ったのは、NYのCole Star。彼は2年前にブランドを立ち上げたのに、レアなヴィンテージの生地ばかり選ぶものだから、結局自分の服しか作れていないというのんびり屋(笑)。
もちろんその服を日々着ているんだけど、実はアメリカでもトップクラスのテーラー<Martin Greenfield>で働く、若き才能。<LQQK>とか『PROCELL』のみんなも大好きな男だから、文字どおり期待の“星”かも?
インスタからDMしたらビスポークで作ってくれるかもしれないらしいのと、フーディとかをやっと少し量産する予定らしいから(プリントは<LQQK>だ)、気にしておきたい存在です。
やっぱり「Style Sample」号は、ポパイっぽいとか、っぽくないとか、いろんな見方ができる自由な特集で、いつも作るのが楽しいです。