マガジンワールド

今年の春も、気になる服と欲しいものがいっぱいでした。 From Editors 2 No. 888

From Editors 2

今年の春も、気になる服と欲しいものがいっぱいでした。

当たり前と言ったら当たり前ですが、ファッション号を作り始めるときは必ずありとあらゆるブランドの今シーズンの服を実際に手にとって、時には試着してみるところからスタートします。今年の春も日本で一番とまでは言いませんが、たくさん見ました。とにかく見ました。
そうして感じた「今年の春は何色とも言い表せない淡い色の服が気になるね」、「カナダ製のスウェットってどうしてみんな好きなんだろう」、「スニーカーだったらどんなの履きたいかな」、「今年の春から始まるニューブランドも知りたいね」といった気持ちをバカ真面目に追求したのがこの特集のメイン企画「それ、どこの服?」です。

例えば、カナダ製のスウェット。気になったきっかけは「min-nano」のゴローさんが作っていたカナダ製のスウェットでした。何がそんなにいいんだろうとゴローさんに始まり、同じくカナダ製にこだわっていた<ノア>のブレンドン・バベンジン、さらにカナダのブランドだし! ということで<ベター™ギフトショップ>のアヴィ・ゴールドにその魅力を聞きました。そこから見えてきたのはみんな生地のタフさとクオリティの高さに惚れたこと、そして<シュプリーム>のメイド・イン・カナダのスウェットが好きということでした。さらに聞き込みを続けて、最終的には彼らのスウェットを作っているカナダの工場に行って取材することもできました。
純粋な興味から濃密なページになったんじゃないかなと思います。私自身、スウェットがまた欲しくなりました。超分厚い生地で形もボックス型でかっこよかった<スイコック>のスウェットを狙っています!

今年始まったばかりの<PWA>のパンツは快適だったし、編集部のご近所さん「ドーバー ストリート マーケット ギンザ」で知らないブランドを探し回る企画で見つけた<ERL>のシャツも楽しげな色合いがよかった……。あぁ、今年の春も欲しいものがいっぱいです。

福島大慶(本誌担当編集)
 
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「それ、どこの服?」企画でも紹介した、<コム デ ギャルソン・オム ドゥ>のパンツ。<ギャルソン>のパンツがすごく好きで、普段からよく履いています。履いたらそのシルエットでどこの服かわかるくらい、どのパンツもワタリ幅は比較的大きくてテーパードするシルエットが綺麗なんですよね。
ポパイ No. 888

それ、どこの服? 知ってるつもりで、よくわかっていなかったブランドのこと。

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ポパイ No. 888 —『それ、どこの服? 知ってるつもりで、よくわかっていなかったブランドのこと。』

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