マガジンワールド

From Editors No. 801 フロム エディターズ

From Editors 1

普段のデートって何してます?

「どんなデートしてる? 」「なんだよ普通だなぁ〜」がこの特集製作中の口癖だった僕。最近の20代、30代は彼女がいらない、作らない世代なんだ、みたいなどこそこ研究やらテレビやらから耳にするんですが、それってウソだと思いません?

だって街にくり出せば、そこらじゅうにカップルだらけだし、ご飯を食べに行けば、それこそラーメンやら牛丼店でもない限り、テーブルはカップルばかりです。

だから、デートしているカップルとか付き合う前の甘酸っぱい人たちっていると思うんですが、満足しているかどうかとなればそれはまた別の話ですよね。

ということで今回、「こんなデートどう?」と18個ものデートを紹介しているページがあります。一般の方々にご協力いただいて実際にデートを試してもらいました。

卓球デートみたいに普通? のものから、ショーパブデートなど、これデートになるの? というところまで幅広く紹介しています。見どころはそれぞれのデートのメリットとデメリット。

まだ付き合ってなくて、これからどうしようか迷っている人、長く付き合って、相手の意外な一面が見たい人、「こんなデートどう?」のページを参考にしてみてはどうでしょう。

ちなみに、取材という立場で幸せそうなカップルの方々の姿をみるのはいささか辛いものがありました。仲睦まじくてうらやましいっす!

渡部 忠(本誌担当編集)


From Editors 2

鍋は“東”へ。

POPEYEは一時、女の子と遊ぶときにどうすればいいのかを紹介するマニュアル本的なことばかりしていました(ライバル誌は「ホットドッグ・プレス」!)。それからまた色々と姿を変えて今に至りますが、今回は実に12年ぶりの「デート・マニュアル」特集です。

“さんざん、
女に恋をした男の受けるこらしめは、
絶えずまた、
女に恋をすることだ”
(フランスの作家、フランソワ=ルネ・ド・シャトーブリアン)

これはリリー・フランキーさんが連載で引用した言葉です。リリーさんはラブドールの境地へと達しましたが、僕らにはきっとまだまだ続くこの“こらしめ”。 恋が絶えないんだから、デートもたくさん考えないと!

で、この号は50P近い大特集に加えて、150以上のデートスポットを凝縮した“YELLOW PAGES”まで。ぎゅうぎゅうに、たーっぷり詰め込みました。そうそう“ネタ切れ”にはならないはずです。

作りきってのおすすめは俄然、“東”。つまり東京の東側です。やっぱり渋い色気がありますね。人形町は明治~昭和にかけて超一流の花街だったとか、根岸は大店の旦那が妾家を建てた“お忍び”の街だったとか、そんな隠れた小話にもグッとくる。

そして、粋でこだわりの強い男たちが遊び倒してきた地域なわけだから、当然メシがうまい! 特に鍋はもう、どう考えても東です。池波正太郎も愛した両国の鶏鍋『かど家』とか、太鼓で出迎えてくれる浅草の牛鍋『米久本店』とか、本誌で紹介しきれなかった名店もわんさか。店を決めたら、あとはこう言えばOK。

「寒いから、東に鍋を食べに行こうか」。

榎本健太(本誌担当編集)


ポパイ No. 801

デート

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