マガジンワールド

From Editors 1 No. 807 この文章を書いていたら、またポートランドに行きたくなった。

From Editors 1

この文章を書いていたら、またポートランドに行きたくなった。
「おお!」「すごい!」「面白い!」「ウマい!」。ポートランド滞在中、何度言ったことか。目に映るもの、手に触れるもの、舌で味わうもの、そのすべてが堪らなく素晴らしくて、ああ、思い出すだけで興奮してきた。ずばり、ポートランドにはいいところがあり過ぎる!

なので、特集は100ページを超えてしまいました。それでも泣く泣くカットしたネタもあったりして。ポートランドの魅力は最新号にてとことん感じてもらうとして、先行して2つのことを伝えたいと思います。

まずは、街のサイズ感がいい。ポートランドに留学経験があり、現地の『スタンプタウン・コーヒー』で豆を仕入れて、神宮前の『パドラーズ・コーヒー』でコーヒーを入れている松島大介さんは「渋谷区に似ている」と言いました。代々木で朝食を食べて原宿で買い物、渋谷駅前でお茶をして、代官山で本を購入後に中目黒で食事。自転車があれば、1日で代々木〜中目黒を数往復しても苦にならない。ポートランドは同じ感覚で回れる街なのです。実際、レンタサイクルで散策してみたら快適快適。“ポケット”と呼ばれる面白いエリアが街に点在しているのも渋谷に近い。1日自転車で走ればカラダで覚えられるサイズ感、これがいいのです。

そして、街に深く根付いた“もの作りの精神”。アイデアを逞しくして、手を動かして、小さな工房からプロダクトを発信する。作り手も、作り出されたものも共に個性豊かで人を惹き付けてやまない。この街には、僕らの物欲を掻き立てる品々があふれています。

最新号には、スタッフの高まりまくった“ポートランド愛”が詰まっています。原稿はいつも以上に筆圧高めで書きました(実際はキーボードを打つ力が強め?)。この夏、ひとりでも多くの人にポートランドに行ってほしいなぁ。

山口 淳(本誌担当編集)
 
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ポパイ No. 807

ポートランドに行ってみないか?

774円 — 2014.06.10電子版あり
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ポパイ No. 807 —『ポートランドに行ってみないか?』

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