From Editors 2 No. 822 まさに男の一大事。ここで買うのか、買わぬのか。
From Editors 2
まさに男の一大事。
ここで買うのか、買わぬのか。
せっかくロンドンに行ったのに、後悔していることがあります。
それは2つ。
1つ目は、<ターンブル&アッサー>のパジャマを買わなかったこと。
ここは言わずと知れた、英国を代表する紳士服ブランドです。
王室にも提供しているというお得意のシャツと同じ生地でパジャマを作っているのですが、あとから「これほど着心地がよく最高のパジャマはない」という評価の声を身近で聞き、後悔の上塗り。しかもセール中だったという輪のかかりよう……。
滞在期間の序盤に、ひと目で「これは!」と思ったのですが、「また来たときに買おう」と決めたのが運の尽き。
バタバタで、その後このパジャマに再会することはありませんでした。
2つ目は、<ホーンジー>の香辛料入れセットを買わなかったこと。
ヘアルームと呼ばれる、<ホーンジー>が70年代にヒットして成長していく足掛かりになったと言われるデザインで、北欧テイストの幾何学柄がとってもカッコいい。
ブラウン、グリーンはよくありますが、この香辛料入れは実に希少なブルーだったのです。しかも木の台もついた、かなり状態のいいもの。
これがあったのは「サンバリー・アンティーク・マーケット」という、郊外の町・ケンプトンの競馬場で開かれるマーケットでした。
しかもこちら、なんと10ポンド。破格なのに、僕はこのときブルーの価値を知らず、先に買っていたブラウンのポットで満足していたのでした。
恥じても恥じ切れない……。
どちらの後悔も、買い物です。
物欲まみれですが(笑)、経験からするとロンドンはそれほど価値のある出合いが続く買い物天国だということ。
しかも、その出合いは価格にかかわらず街のいたるところで待っています。
この2つの後悔だけでなく、もちろん数々の大満足についても、思いの丈はすべて「英国の名品図鑑」「バーバーと古着屋」「マーケット」のページに思いっきり詰め込みました。
ポンドが強くて大変ですが、男の身だしなみと暮らしをガッシリ固めてくれるロンドンの名品を、一生モノと心に決めて買い倒してくるのもいいのでは。
そのためにお金を用意する価値は存分にあると思います!
それは2つ。
1つ目は、<ターンブル&アッサー>のパジャマを買わなかったこと。
ここは言わずと知れた、英国を代表する紳士服ブランドです。
王室にも提供しているというお得意のシャツと同じ生地でパジャマを作っているのですが、あとから「これほど着心地がよく最高のパジャマはない」という評価の声を身近で聞き、後悔の上塗り。しかもセール中だったという輪のかかりよう……。
滞在期間の序盤に、ひと目で「これは!」と思ったのですが、「また来たときに買おう」と決めたのが運の尽き。
バタバタで、その後このパジャマに再会することはありませんでした。
2つ目は、<ホーンジー>の香辛料入れセットを買わなかったこと。
ヘアルームと呼ばれる、<ホーンジー>が70年代にヒットして成長していく足掛かりになったと言われるデザインで、北欧テイストの幾何学柄がとってもカッコいい。
ブラウン、グリーンはよくありますが、この香辛料入れは実に希少なブルーだったのです。しかも木の台もついた、かなり状態のいいもの。
これがあったのは「サンバリー・アンティーク・マーケット」という、郊外の町・ケンプトンの競馬場で開かれるマーケットでした。
しかもこちら、なんと10ポンド。破格なのに、僕はこのときブルーの価値を知らず、先に買っていたブラウンのポットで満足していたのでした。
恥じても恥じ切れない……。
どちらの後悔も、買い物です。
物欲まみれですが(笑)、経験からするとロンドンはそれほど価値のある出合いが続く買い物天国だということ。
しかも、その出合いは価格にかかわらず街のいたるところで待っています。
この2つの後悔だけでなく、もちろん数々の大満足についても、思いの丈はすべて「英国の名品図鑑」「バーバーと古着屋」「マーケット」のページに思いっきり詰め込みました。
ポンドが強くて大変ですが、男の身だしなみと暮らしをガッシリ固めてくれるロンドンの名品を、一生モノと心に決めて買い倒してくるのもいいのでは。
そのためにお金を用意する価値は存分にあると思います!
榎本健太(本誌担当編集)