From Editors 2 No. 823 あの店、この棚、よかったな。
From Editors 2
あの店、この棚、
よかったな。
店を構えて商売をすることを「店商い」といい、“たなあきない”と読み、「棚商い」とも書きます。
棚に注目してショッピングをしてみると、お店の底力が分かってくる……、なんてわかったような口をきくのもアレですが、「あの店のあの棚、よかったな」なんてギャグを言える店は、やっぱり「せっかく買うならコレ!」なモノを置いています。
ロンドン号の取材から帰ってきて、僕がまず行ったのは中目黒の『WALTS』でした。
なんだか身の回りの人たちが密かに、ザワザワと噂し始めていた店。
ヴィンテージのラジカセ、カセットテープ、レコード、古本を並べていますが、この店は強烈です。
重い引き戸を開けて(これが初めて行く人は分かりにくくてほとんど開けられない)、店内を見回すと、なんだかヤバいものがこっそり仕込まれていそうな棚の数々。
客の関心の核を掴み、財布のロックをこじ開けてくる爆弾(=商品)がそこかしこに埋められているような感覚。
本誌ではラジカセの棚を紹介していますが、僕にとってここは「どの棚も、よかったな」でした。
棚に注目してショッピングをしてみると、お店の底力が分かってくる……、なんてわかったような口をきくのもアレですが、「あの店のあの棚、よかったな」なんてギャグを言える店は、やっぱり「せっかく買うならコレ!」なモノを置いています。
ロンドン号の取材から帰ってきて、僕がまず行ったのは中目黒の『WALTS』でした。
なんだか身の回りの人たちが密かに、ザワザワと噂し始めていた店。
ヴィンテージのラジカセ、カセットテープ、レコード、古本を並べていますが、この店は強烈です。
重い引き戸を開けて(これが初めて行く人は分かりにくくてほとんど開けられない)、店内を見回すと、なんだかヤバいものがこっそり仕込まれていそうな棚の数々。
客の関心の核を掴み、財布のロックをこじ開けてくる爆弾(=商品)がそこかしこに埋められているような感覚。
本誌ではラジカセの棚を紹介していますが、僕にとってここは「どの棚も、よかったな」でした。
詳しくは本誌の「あの店、この棚」をぜひ読んでください。
それで気づくかもしれませんが……、紹介している店は、実は中目黒・目黒エリアが多め。
このあたりは「棚商い」の達人たちの戦場なのかもしれません。
行くほどに、財布が爆発しちゃうなぁ。
榎本健太(本誌担当編集)