マガジンワールド

たまには、まじめに。 From Editors 2 No. 851

From Editors 2

たまには、まじめに。
2度目となるこの特集。今年も31人の方に「二十歳のとき、何をしていたか?」という質問をぶつけました。二十歳でもう何かを成し遂げた人、まだ何も考えてなかったよ、という人。もちろん、蓋をあけてみると後者の方が圧倒的に多い。
 
だからこそ、この特集は二十歳の人にはもちろんだけど、もう二十歳がすぎてしまった人にも絶対に読んでもらいたいのです。個人的な感覚では、成人したての頃より、もう少し年を取った時の方が考えていることが(もしかしたら悩みという部分も)より輪郭を持ち出す気がするから。これを書いてる僕は今、27才。話を聞く中で、励まされる言葉がたくさんありました。一旦立ち止まって、過去の自分を見つめ直してみるということがとても大事だと思うのです。
 
自分のことを考えるといえば、後半の企画「君はどう生きるか。そのために、どこで生きるか。」の編集も、とても刺激的でした。ポパイはこれまで、旅の特集や京都特集なんかで魅力的な人々にたくさんの出会ってきました。そういう、日本の各地にで生き生き暮らす17人の人に話を聞いて、自分のこれからについて考えてみるのもいいなと、ふと思ったのです。場所が変わってできることも結構あるしね。
 
若いうちに色々考えて、本気でいろんな“ダンス”をしてみる。それがいつか、自分のやりたいこと、それ以上の何かをメイクすることにつながると信じて。
 
真面目になりすぎたので、最後に本編で話を伺ったあの人の言葉でチルしつつお別れを。
 
ハンマーカンマー、お察しします!
岩渕大介(本誌担当編集)
 
po851-fe2-01
企画「君はどう生きるか。そのために、どこで生きるか」で尋ねた、愛知県瀬戸市「翠窯」(すいよう)の工房。陶芸家として、瀬戸物の本場で生きるって素直にカッコいい。作品も素晴らしい。


ポパイ No. 851

二十歳のとき、何をしていたか?

815円 — 2018.02.10
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ポパイ No. 851 —『二十歳のとき、何をしていたか?』

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