夏だ! 海だ! サーフィンだ! From Editors 1 No. 856
From Editors 1
夏だ! 海だ! サーフィンだ!
なんと、あの村上春樹さんもサーフィンをしていたらしい。1980年代の話だそうだ。ハワイでも穏やかに、遠慮がちにやっていたんだって。マラソンやトライアスロンをこなす、村上さんであれば、そう驚くことではないのだけど、ちょっと意外な気もする。詳しいことはポパイで新しくはじまった連載「村上T」を読んでもらうとして、8月号の特集は「サーフボーイと夏休み。」
サーフボーイといえば創刊以来のポパイのコンテンツだったけど、増刊としてサーフボーイが出たのが今から40年前、1978年のことだ。
《この夏は、焼けた潮風を全身でうけとめるために、街を離れよう!》
表紙のコピーはこんな感じだった。シティボーイは街を離れる必要があった。大学生ならサーフィンをやって当たり前で、紫外線が悪じゃなかったから、女の子だって焼けた潮風を浴びに普通にビーチにいた。サーフィンをやっていないとモテない時代で、陸サーファーなんていう奴もいて、モテたい一心でクルマの屋根にサーフボードをボルト締めして渋谷や六本木をクルーズするくらいの熱狂があったそうだ。
それから40年。いまやサーフィンはオリンピック競技です。サーフィンをやっている人も増えたし、サーフィンをやっているからって、モテることもないです。それでもサーフィンが持つロマンティックなムードになぜか魅了されます。今回のサーフボーイは鵠沼ビーチのスケーターの少年が、おセンチな先輩サーファーに憧れて、サーフィンをはじめるという設定で特集ははじまります。カリフォルニアに行って、板をゲットして、友人に会って、そしてサーフィンにまつわるいろいろなことを教わります。ちょっとした冒険でしょう? この夏は海に浮かんで、小さな冒険をはじめませんか?
サーフボーイといえば創刊以来のポパイのコンテンツだったけど、増刊としてサーフボーイが出たのが今から40年前、1978年のことだ。
《この夏は、焼けた潮風を全身でうけとめるために、街を離れよう!》
表紙のコピーはこんな感じだった。シティボーイは街を離れる必要があった。大学生ならサーフィンをやって当たり前で、紫外線が悪じゃなかったから、女の子だって焼けた潮風を浴びに普通にビーチにいた。サーフィンをやっていないとモテない時代で、陸サーファーなんていう奴もいて、モテたい一心でクルマの屋根にサーフボードをボルト締めして渋谷や六本木をクルーズするくらいの熱狂があったそうだ。
それから40年。いまやサーフィンはオリンピック競技です。サーフィンをやっている人も増えたし、サーフィンをやっているからって、モテることもないです。それでもサーフィンが持つロマンティックなムードになぜか魅了されます。今回のサーフボーイは鵠沼ビーチのスケーターの少年が、おセンチな先輩サーファーに憧れて、サーフィンをはじめるという設定で特集ははじまります。カリフォルニアに行って、板をゲットして、友人に会って、そしてサーフィンにまつわるいろいろなことを教わります。ちょっとした冒険でしょう? この夏は海に浮かんで、小さな冒険をはじめませんか?
古谷昭弘(本誌担当編集)