「台湾はノーカルチャー」とは言わせない! From Editors 2 No. 864
From Editors 2
「台湾はノーカルチャー」とは言わせない!
現地リサーチと取材あわせて、チーム最長の約1ヶ月台北に滞在してこの特集を作りました。今回の取材がはじめての台湾、
“メシは旨いらしいな。ほぉ、『千と千尋の神隠し』のモチーフと呼ばれる街があるらしいな。で、他は何もなくない?”
これが取材ではじめて訪れるまでの、台湾へのイメージ。このイメージが180度変わった取材旅でした。(メシが旨いのはもちろん変わらず)どう、変わったか。それは、エネルギー溢れる若者が多く、新しいカルチャーが次々と生まれている、今まさに訪れると楽しい場所、です。
現地の若者に話を聞けば「台湾はノーカルチャーだ」と、口々に言います。そんなことはない! と僕は言いたいです。リサーチ中にストリートブランドと台湾の1990年代カルチャーを掛け合わせたセレクトショップ「PAR STORE」、取材中にはシェアオフィス兼ギャラリーの「PETUNIA」がオープンするなど、現在進行形で台湾のカルチャーは成長していっていました。このライブ感が最高にいいムーブメントに感じました。詳しくは本誌の「台北の”今”が、ちょっとわかるショップへ」を読んでみてください。
最後に、「台湾のシティボーイと作った!」の名の通り、今回の取材でとにかくたくさんの人に会って「友達」と呼びたくなるシティボーイたちと出会うことができました。そんな「友達」と作った台湾の特集片手に、ぜひ台湾に遊びに行ってみてください!
福島大慶(本誌担当編集)